EVサミット10月20日~21日、比日産等が協働

開催中にEV産業振興法の施行規則など発表予定

2022/08/14

 フィリピン電気自動車協会(EVAP)とマニラ電力(メラルコ、証券コード:MER)は、エネルギー省(DOE)と日産フィリピン(NPI)との協働で、10月20日と21日、マニラ首都圏パサイ市のSMXコンベンションセンターにおいて、第10回フィリピン電気自動車サミット(PEVS)を開催する。

 PEVSは、新型コロナウイルス(COVID‐19)パンデミック禍により第8回と第9回が2回連続でバーチャル形式での開催となったが、第10回は対面形式とバーチャル形式とのハイブリッド開催となる。第10回のテーマは「eモビリティーの統合~電気自動車産業振興法(EVIDA、共和国法第11697号)支援のもとで~」である。

 開催中に、DOEが今年前半に成立した電気自動車産業振興法の施行規則・規制(EVIDA-IRR)および電気自動車産業の包括的ロードマップ(CREVI)が発表される予定である。また、EV製造・EV充電ステーション設置促進、公共および民間のe モビリティー プログラム、世界のEV業界の動向と現在の課題に関する討議、ASEAN電気自動車連盟(AFEVA)政策対話などが予定されている。
 
 PEVSは、国内での電気自動車の普及に焦点を当てた最大の年次会議である。低炭素経済への移行を支援するために、フィリピンの運輸部門における電気自動車を加速するための政策対話、知識交換、およびベストプラクティスの共有のためのユニークなイベントである。

 なお、日産フィリピン(NPI)は、電気自動車(EV)啓蒙・普及を推進しつつある。日産自動車の「ブルー・スイッチ」イニシティアブに基づき、地球温暖化や災害対策等の課題を解決するための電動化アクションを活発化させている。電気自動車や充電器の普及など、電動化によるソリューションの提供を通じて環境、災害対策、エネルギー・マネジメント、観光、過疎化対策など、多岐にわたる活動を展開している。

 その一環として、2021年5月には、完全電気自動車(EV)「日産リーフ」を発売した。取り扱いディーラーには、日産 リーフ所有者専用の無料の充電ステーションが設置されており、40分~60分で充電できる。また、訓練された専門スタッフを配置するなどアフターサービス体制を強化している。更にこの程、新型SUV「日産キックスe-パワー」の予約受付を開始した。