ペソ:21日の終値58ペソへ急落、最安値を大幅更新
米国積極引き締め継続観測やウクライナ情勢悪化懸念等で
2022/09/21
2022年9月21日のペソ対米ドル終値は、1米ドル=58.000ペソで、前営業日の57.480ペソから0.520ペソ続落した。加重平均レートは、1米ドル=57.890ペソで、前営業日の57.420ペソから0.470ペソ続落。終値ベース、加重平均ベース、瞬間値ベースともに、2日連続で過去最安値を更新した。出来高は、前営業日比9%増の10億5,115万米ドルであった。
21日まで開催される米国連邦公開市場委員会(FOMC)において3会合連続での大幅利上げが決定されるとの観測(実際に0.75%引き上げ決定)、今後も積極的金融引き締め政策が継続されるとの懸念、フィリピンの対外収支悪化などを背景に、ペソは一気に58ペソへと急落、過去最安値を大幅更新した。プーチン大統領の国民向け演説によりウクライナ情勢が一段と悪化するとの観測が台頭したこともペソ安を加速化させたようだ。
ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
21日まで開催される米国連邦公開市場委員会(FOMC)において3会合連続での大幅利上げが決定されるとの観測(実際に0.75%引き上げ決定)、今後も積極的金融引き締め政策が継続されるとの懸念、フィリピンの対外収支悪化などを背景に、ペソは一気に58ペソへと急落、過去最安値を大幅更新した。プーチン大統領の国民向け演説によりウクライナ情勢が一段と悪化するとの観測が台頭したこともペソ安を加速化させたようだ。
ペソ対米ドルレートの動き(単位:ペソ)
項目 | 当日 | 前営業日 |
年月日 | 2022年9月21日 | 2022年9月20日 |
始 値 | 57.700 | 57.400 |
高 値 | 57.700 | 57.355 |
安 値 | 58.000 | 57.500 |
終 値 | 58.000 | 57.480 |
加重平均 | 57.890 | 57.420 |
出来高(百万米ドル) | $1,051.15 | $967.00 |
« 株式:21日は107ポイント反落、米国の大幅追加利上げ懸念 | 比競争員会のM&A審査対象、25億ペソ以上の案件に »