三菱電機のフィリピン向け警戒レーダーが完成
国産の完成装備品初の輸出、合計4基約1億ドル
2022/10/04
防衛省の浜田靖一大臣は、10月3日、閣議後の記者会見で、「フィリピン向けの警戒レーダーの1基目が完成した。国産の完成装備品の初の輸出となる」と発表した。
2020年に日・フィリピン防衛装備品・技術移転協定に基づくフィリピンの警戒・監視能力向上に係る協力として、フィリピン国防省と三菱電機との間で同社製警戒管制レーダー(4基)を納入する契約が成立した。今般、そのうちの1基目のレーダーの日本国内での製造が完了し、今後、フィリピンに向けて移転していく。また、この移転事業に伴い、10月4日から、航空自衛隊の教育課程にフィリピン空軍の要員を受け入れ、レーダーに関する教育を実施する。
本件は、2016年9月に合意された海上自衛隊の練習機TC-90等の移転に続き、日・フィリピン防衛装備品・技術移転協定に基づいて実施される移転案件であり、上記のように、日本から海外への完成装備品の移転としては初の移転案件である。
浜田大臣は、「フィリピンは、日本にとって共通の理念と目標を有する戦略的パートナーであり、フィリピンとの防衛装備協力を推進することは、日本及び地域の平和と安定の確保においても重要である。先日、ファウスティーノ国防大臣代行との間で一致したとおり、引き続き両国間での連携を強化していく」とコメントした。
2020年に日・フィリピン防衛装備品・技術移転協定に基づくフィリピンの警戒・監視能力向上に係る協力として、フィリピン国防省と三菱電機との間で同社製警戒管制レーダー(4基)を納入する契約が成立した。今般、そのうちの1基目のレーダーの日本国内での製造が完了し、今後、フィリピンに向けて移転していく。また、この移転事業に伴い、10月4日から、航空自衛隊の教育課程にフィリピン空軍の要員を受け入れ、レーダーに関する教育を実施する。
本件は、2016年9月に合意された海上自衛隊の練習機TC-90等の移転に続き、日・フィリピン防衛装備品・技術移転協定に基づいて実施される移転案件であり、上記のように、日本から海外への完成装備品の移転としては初の移転案件である。
浜田大臣は、「フィリピンは、日本にとって共通の理念と目標を有する戦略的パートナーであり、フィリピンとの防衛装備協力を推進することは、日本及び地域の平和と安定の確保においても重要である。先日、ファウスティーノ国防大臣代行との間で一致したとおり、引き続き両国間での連携を強化していく」とコメントした。