比人による家事代行企業ピナイ、事業拡大へ資金調達

フィリピンの人材を活用、日本の女性たちがもっと輝く社会へ

2022/10/18

 フィリピン人専門の家事代行「ピナイ家政婦サービス」を運営するピナイ・インターナショナル(ピナイ、本社:東京都目黒区)は、10月17日、「個人投資家を引受先とする第三者割当増資により6,660万円を調達した。調達した資金は今後の新規スタッフ受け入れやサービスエリア拡大等へ活用し、事業の拡大を目指す」と発表した。

 ピナイ家政婦サービスは、日本初のフィリピン人スタッフ専門の家事代行サービスである。家政婦大国出身のフィリピン人に特化した教育システム、管理システム、生活フォローアップシステム等により、日常の掃除、洗濯、整理整頓など、専門会社ならではの高いクオリティを実現している。

 ピナイは2013年のサービス開始後、2016年7月の法人化を経て2017年には東京都と神奈川県において「国家戦略特区外国人家事支援人材受入事業」の特定機関としての認証を受け、フィリピンから継続的に人材を受け入れている(新型コロナウイルス禍での入国制限時を除く)。

 一時は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による水際対策の強化、外国人労働者の新規入国停止により、フィリピン人スタッフの家事代行を展開するピナイ家政婦サービスは新たな人材の受け入れが困難になり大きな影響を受けた。一方で、コロナ禍による在宅時間の増加や生活様式の変化もあり、家事代行サービスの需要は年々増している状況である。その様な状況の中、水際対策緩和によって、2022年3月11日にフィリピンより新規家事代行スタッフ12名の来日が実現した。上記のように、今後は新規スタッフ受け入れやサービスエリアを拡大していく方針である。

<外国籍人材を活用し、日本の女性たちがもっと輝く社会へ>
 日本が抱えている「超少子&高齢化問題」、そこから発生する国内の労働力不足。これを乗り越えていくために外国籍人材の力は必要不可欠だとピナイは考えている。素晴らしい人材の宝庫である日本の女性たちだからこそできる仕事や、出産、子育てなど、今後の日本にとって必要なことを無理なく続けていける環境を整える一助となるため、優秀なフィリピン人のような外国籍人材の力を活用し、家事代行の分野から日本の少子高齢化・労働力不足問題の解決が図れると考えている。今後もピナイでは、賢く家事をアウトソースしていく価値観が広がっていくよう様々な取り組みを続けて行く方針である。