中央銀行、11月のインフレ率を7.4%~8.2%と推定
12月6日に発表、約14年ぶりの8%台突破の可能性
2022/11/30
フィリピン統計庁(PSA)は、12月6日午前9時、2022年11月の消費者物価(インフレ)統計を発表する予定である。それに先立ち、フィリピン中央銀行(BSP)は、11月29日、「2022年11月の消費者物価上昇率(インフレ率、前年同月比、2018年基準)は7.4%~8.2%の範囲内と推定している」と発表した。
BSPは、11月は電力料金やLPG価格の上昇、悪天候による農産物価格の値上がりなどがインフレ圧力となったと見ている。石油や豚肉の値下がりというインフレ緩和要因もあったが、それらではインフレ圧力を相殺するには遠く及ばず、インフレが加速、前月に続く2カ月連続での7%突破のみならず、約14年ぶりに8%台へ上昇した可能性があると見ている。
ちなみに、10月のインフレ率は7.7%となり、9月の6.9%から一段と加速、現行基準(2018年基準)採用後の最高を更新するとともに、2009年2月の7.2%(2006年基準)以来、13年8カ月ぶりの7%突破となった。そして、2008年12月の7.8%以来、約14年ぶりの高インフレとなった。
BSPは、11月は電力料金やLPG価格の上昇、悪天候による農産物価格の値上がりなどがインフレ圧力となったと見ている。石油や豚肉の値下がりというインフレ緩和要因もあったが、それらではインフレ圧力を相殺するには遠く及ばず、インフレが加速、前月に続く2カ月連続での7%突破のみならず、約14年ぶりに8%台へ上昇した可能性があると見ている。
ちなみに、10月のインフレ率は7.7%となり、9月の6.9%から一段と加速、現行基準(2018年基準)採用後の最高を更新するとともに、2009年2月の7.2%(2006年基準)以来、13年8カ月ぶりの7%突破となった。そして、2008年12月の7.8%以来、約14年ぶりの高インフレとなった。
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