いすゞ、フィリピンのトラック市場で23年連続首位

2022年のシェア46%、小型は55%で24年連続トップ

2023/01/18

 いすゞフィリピン(IPC、所在地:ラグナ州ラグナ テクノパーク内)の比トラック市場での強さが際立っており、小型トラック(カテゴリー3)市場で24年連続でのトップシェアを維持した。IPCがフィリピンで販売している小型トラックはNシリーズ(エルフの海外仕様車)など。

 また、中型トラック(カテゴリー4)、大型トラック(カテゴリー5)も含めた全トラック販売台数においても23年連続での首位となった。ちなみに、IPCの2022年のトラックの販売台数は4,680台でトラック市場でのシェアは46.4%であった。小型トラックは2,952台でシェア55.3%、中型トラック、大型トラックも堅調であった。

 IPCの主要株主は、いすゞ自動車と三菱商事でともに35%出資している。フィリピンのアヤラ財閥とユーチェンコ財閥も各々15%出資している。設立は1995年8月、同年にフィリピンでの工場起工式を執り行い、1997年に正式落成、生産を開始した。Nシリーズ(エルフの海外仕様車)などのトラックの生産からスタートし、その後、トゥルーパー、フエゴ、ハイ・ランダーと続き、2001年にはハイ・ランダーに代わってよりモダンなクロスウィンド、2003年にはピックアップ車Dマックス、2014年10月には、スポーツ多目的車(SUV)「mu-X」を発売した。