大統領訪日で日本企業と30以上のビジネス協定締結

商社、不動産、電子・電機、自動車、環境、たばこなど

2023/02/13

フィリピン貿易産業省(DTI)は、2月10日、「マルコス大統領の5日間の日本公式訪問の一環として、ビジネス協定の調印式が行われた。 これには、フィリピンと日本の間の協力覚書(MOC)、フィリピンからの日本政府と日本外務省への感謝状の授与、およびいくつかの書簡の署名を含む35のビジネス協定の署名が含まれていた」と発表した。DTI等によると、35のビジネス協定には、以下の様な案件が含まれる。

 ASTIのワイヤー ハーネス製造拡張プロジェクト、ブラザー工業のプリンター生産拡大プロジェクト、岩田地崎建設とダブルドラゴンによるホテル建設プロジェクト、伊藤忠商事のパイナップル生産拡大、日本たばこ産業の工場拡張プロジェクト、クラベ工業の自動車部品の新工場建設、丸紅のエネルギー、運輸、ヘルスケア、植林プロジェクト、ミネベアミツミのOIS(光学式手振れ補正装置)生産および太陽光発電事業の新工場建設。

 更に、三菱商事のインフラ開発・建設活動・輸送・商業用および住宅用不動産の開発・大規模住宅プロジェクト、三菱自動車の自動車生産拡大プロジェクト、ニデックの減速機製造拡張プロジェクト、野村不動産とGTキャピタルの不動産開発プロジェクト、レノバの再生可能エネルギープロジェクト; 双日の不動産開発および通信事業、太平洋セメントのキルン更新・物流ターミナル・バース補強工事、タミヤのプラモデル・RCカー新工場、TDK Corp.の次世代HDDヘッドおよびコンポーネントプロジェクトの新工場、トヨタ自動車の小型商用車製造プロジェクト、山一電機のICソケット新工場、川崎重工業/アボイティス/アンバーキネティクス/IKSの機械的エネルギー貯蔵技術プロジェクト、ユビコム/アドバンスド ワールドのソフトウェア開発アウトソーシング事業など。

 その他、丸紅とコンスンヒ財閥企業との森林再生カーボンクレジットプログラム開発(詳細別掲)、日立製作所とフィルインベストデベロップメントによるセブ都市圏に飲料水を供給するための淡水化施設の開発・建設・運営・住友商事の南北鉄道やマニラ地下鉄への車両プロジェクト、オリエンタル エナジー アンド パワー ジェネレーションと丸紅の再エネ発電所の開発・運営、村田製作所の積層セラミックコンデンサの工場拡張、ケンコー トキナーの望遠鏡工場の拡張、阪急阪神不動産とランドマークの不動産投資信託(REIT)への共同投資と商業用不動産開発事業、JERAとアボイティスのフィリピンにおけるアンモニアと水素のバリュー チェーンの開発における協力とアンモニア混焼発電の実現可能性の評価(詳細別掲)、双日とマエストロホールディングスのヘルスケア・ロジスティクス・倉庫・教育における合弁事業のパートナーシップ、三菱地所とビスタランド&ライフスケープス住宅プロジェクトなどが含まれている。