RCBC、2022年の純利益71%増の121億ペソ
総資産24%増の1兆2千億ペソ、民間銀行第5位に
2023/02/28
ユーチェンコ財閥傘下有力銀行であるリサール商業銀行(RCBC、証券コード:RCB)は、2月27日、2022年の決算速報を発表した。
コア事業の好調に加え非金利収入が19%増加したことなどで、純利益は前年比(以下同様)71%増の121億ペソに達した。総資産利益率(ROA)は1.2%、自己資本利益率(ROE)は11.2%となった。
2022年末の総資産は前年末比24%増の1兆1,816億ペソに達し、フィリピンの民間銀行で第5位に浮上した。顧客への融資拡大や受入預金27%増加、収益資産23%増加などによる。投資有価証券は70%以上増加、中小企業(SME)向け融資は倍増した。
不良債権比率(NPL)はここ10年間で最も低い水準となった。バーゼルⅢ基準でのリスク加味自己資本比率(CAR)は15.29%で中央銀行の最低基準10%をかなり上回っている。補完資本(TIER2)を除いた普通株式中核自己資本(CET1)比率も12.33%と良好。日本のメガバンクの1つである三井住友銀行(SBMC)からの270億ペソの追加出資(SMBCの出資比率20%に上昇)により、RCBCは資産成長を強固なものとしている。
RCBCはフィリピンの有力財閥ユーチェンコグループ傘下の中核企業。ファーストシニアバイスプレジデントの松本康宏氏ら日本人駐在員3名を含む総勢40名超の日本企業部はフィリピン民間商業銀行でも有数の規模である。日系企業800社超と取引を有し、主要工業団地に支店を開設するなど、日系企業に対し充実した金融サービスを提供している。2022年末現在、全国に462支店、現金自動預払機(ATM)1,352台、1,559のATM Goターミナルを有している。
コア事業の好調に加え非金利収入が19%増加したことなどで、純利益は前年比(以下同様)71%増の121億ペソに達した。総資産利益率(ROA)は1.2%、自己資本利益率(ROE)は11.2%となった。
2022年末の総資産は前年末比24%増の1兆1,816億ペソに達し、フィリピンの民間銀行で第5位に浮上した。顧客への融資拡大や受入預金27%増加、収益資産23%増加などによる。投資有価証券は70%以上増加、中小企業(SME)向け融資は倍増した。
不良債権比率(NPL)はここ10年間で最も低い水準となった。バーゼルⅢ基準でのリスク加味自己資本比率(CAR)は15.29%で中央銀行の最低基準10%をかなり上回っている。補完資本(TIER2)を除いた普通株式中核自己資本(CET1)比率も12.33%と良好。日本のメガバンクの1つである三井住友銀行(SBMC)からの270億ペソの追加出資(SMBCの出資比率20%に上昇)により、RCBCは資産成長を強固なものとしている。
RCBCはフィリピンの有力財閥ユーチェンコグループ傘下の中核企業。ファーストシニアバイスプレジデントの松本康宏氏ら日本人駐在員3名を含む総勢40名超の日本企業部はフィリピン民間商業銀行でも有数の規模である。日系企業800社超と取引を有し、主要工業団地に支店を開設するなど、日系企業に対し充実した金融サービスを提供している。2022年末現在、全国に462支店、現金自動預払機(ATM)1,352台、1,559のATM Goターミナルを有している。