東京センチュリー、比の車両リースで首位目指す

地場ダイヤモンドIGB買収へ、オリックスに迫る

2023/03/29

   東京センチュリー(本社:東京都千代田区)は、3月28日、「フィリピンのグループ企業であるBPIセンチュリー トーキョー レンタル社(BPICTR、本社:マカティ市)は、フィリピンにおけるオート事業のさらなる強化を図るため、地場の大手独立系オートリース会社であるDiamond IGB Inc.(ダイヤモンドIGB、本社:マニラ首都圏パラニャーケ市)とダイヤモンIGBおよびグループ各社の株式の100%取得を前提とした業務提携を締結し、協業を開始した」と発表した。

  BPICTR は、東京センチュリーが51%、アヤラ財閥傘下のフィリピン大手拡大商業銀行であるバンク オブ ザ フィリピン アイランズ(証券コード:BPI)が49%出資するBPIセンチュリー トーキュー リース&ファイナンス社(BPICTL、本社:マカティ市)の100%子会社として、マニラを拠点にオートを中心とするオペレーティング・リースをフィリピン全土に展開している。

 一方、1980年設立のダイヤモンドIGBは、地場大手独立系リース会社として、フィリピン全土で車両のリース・レンタルを提供するとともに、グループ会社であるDiamond Fleet Solutions ServicesInc. (DFSSI)にて車両管理を、Buenaflor Car Services Inc.(Pronto)にて車両の修理・メンテナンスを手掛け、車両に関する総合的なサービスを提供している。ダイヤモンドIGBの2022年の売上高は4億9,000万ペソ、経常利益は1億1,400万ペソ、売上高経常利益率は23%であったと推定される。高い経常利益率が特徴である。

 今回の案件は、買収用に設立する新会社へダイヤモンドIGBグループの事業を譲渡した後、BPICTRが新会社の株式100%を取得するというものである。業界第2位のBPICTRが業界第3位のダイヤモンドCTRグループを買収、業界第2位の地位を確固たるものとしてサービス拡充によりトップを目指す。現在の運用車両台数はBPICTRが約7,500台、ダイヤモンドIGBが約1,000台で合計8,500台、首位のオリックスレンタルの保有台数は約1万台と推定される。

 フィリピンのGDP実質成長率は2021年5.7%、2022年7.6%と回復している。2022年の新車販売台数も約 35 万台とコロナ禍以前(2019年)の水準までほぼ回復しており、フィリピンにおけるオートビジネスは、さらなる成長が期待できる。

 上記提携により、海外オートビジネスに強みを有する東京センチュリーとフィリピンの大手拡大商業銀行として強固な営業基盤を有するBPI の合弁会社であるBPICTR に、オートビジネス専業として培ってきたダイヤモンドIGBグループの短期レンタル、シャトルサービス、運転手付リース、車両管理事務等の質の高いオートサービスが加わることとなり、コア事業であるオートリースの付加価値を高め、これまで以上に顧客のニーズに応えることが可能となる。

 東京センチュリーは、マテリアリティ(重要課題)の一つとして「社会インフラ整備への貢献」を掲げ、サステナビリティ経営を推進している。今後とも、提携パートナーであるBPI のネットワークや顧客基盤と東京センチュリーが有する金融・サービスノウハウを活用し、フィリピンにおけるオートビジネスの拡充を推進して行く方針である。