損保業界、2022年も日系出資・提携企業が収益上位に
マラヤン総収入首位、BPI/MS純利益首位、PGA正味収入首位
2023/03/29
フィリピン保険委員会(IC)概況速報値によると、2022年の損害保険(損保)業界(60社)のうち、2023年3月1日時点で2022年の事業報告書を提出した57社合計の総収入保険料は前年比(以下同様)13.2%増の1,069億ペソ、正味収入保険料は9.7%増の562億ペソ、総純利益は39.8%増の70億ペソに達した。
2022年末の損保業界の総資産は前年末比15.7%増の3,685億ペソ、純資産は10.9%増の1,283億ペソ、払い込み資本金は2.4%増の481億ペソ、総投資残高は7.8%増の1,471億ペソに達した。事業基盤は着実に拡充されている。
個別企業ベースでは引き続き、日系の出資・提携企業が収入保険料、純利益、総資産、純資産などで上位を占め、引き続き業界発展を主導している。個別動向は以下のとおり。
2022年の正味収入保険料首位は損害保険ジャパン(損保ジャパン)の合弁相手であるプルーデンシャル ギャランティー&アシュアランス(PGA)の57億3千万ペソ、2位は東京海上ホールディングス(東京海上)が20%出資するマラヤン インシュアランス(マラヤン)の45億ペソ、3位はパイオニア インシュアランス＆シュアティ(パイオニア)の34億7千万ペソ、4位は三井住友海上火災保険が48.5%を出資するBPI/MSインシュアランス(BPI/MS)の25億2千万ペソ、5位はマーカンタイルインシュアランスの25億1千万ペソであった。
総収入保険料首位はマラヤンの148億ペソ、2位はパイオニアの128億ペソ、3位はPGAの106億2千万ペソ、4位はBPI/MSの69億3千万ペソ、5位はスタンダード インシュアランスの42億8千万ペソであった。PGAと損保ジャパンの合弁企業であるPGA Sompoインシュアランス(PGA損保)も23億6千万ペソで14位にランクされている。
純利益首位はBPI/MSの5億4千万ペソ、2位はスター インターナショナル インシュアランス フィリピン支店の5億4千万ペソ、3位はFPGインシュアランス カンパニーの4億ペソ、4位はPGAの3億9千万ペソ、5位はCARDパイオニア マイクロインシュアランスの3億7千万ペソとなっている。また、マラヤンは2億9千万ペソで7位、PGA損保は1億6千万ペソで18位にランクされている。
総資産首位はパイオニアの589億7千万ペソ、2位はマラヤンの487億8千万ペソ、3位はPGAの277億1千万ペソ、4位はBPI/MSの167億6千万ペソ、5位はアライドバンカーズ インシュアランスの101億7千万ペソ。PGA損保は84億2千万ペソで8位にランクされている。
純資産首位はパイオニアの183億1千万ペソ、2位はペトロジェン インシュアランスの43億3千万ペソ、3位はBPI/MSの41億3千万ペソ、4位はPGAの38億4千万ペソ、5位はスタンダード インシュアランスの36億5千万ペソ。マラヤンは28億6千万ペソで9位、PGA損保は16億3千万ペソで29位にランクされている。
2022年の正味収入保険料上位5社(単位：千ペソ)
2022年の総収入保険料上位5社(単位：千ペソ)
2022年の純利益上位5社(単位：千ペソ)
2022年末の総資産位5社(単位：千ペソ)
2022年末の純資産上位5社(単位：千ペソ)
(出所：上表全てフィリピン保険委員会の統計2022年速報版より作成)
2022年末の損保業界の総資産は前年末比15.7%増の3,685億ペソ、純資産は10.9%増の1,283億ペソ、払い込み資本金は2.4%増の481億ペソ、総投資残高は7.8%増の1,471億ペソに達した。事業基盤は着実に拡充されている。
個別企業ベースでは引き続き、日系の出資・提携企業が収入保険料、純利益、総資産、純資産などで上位を占め、引き続き業界発展を主導している。個別動向は以下のとおり。
2022年の正味収入保険料首位は損害保険ジャパン(損保ジャパン)の合弁相手であるプルーデンシャル ギャランティー&アシュアランス(PGA)の57億3千万ペソ、2位は東京海上ホールディングス(東京海上)が20%出資するマラヤン インシュアランス(マラヤン)の45億ペソ、3位はパイオニア インシュアランス＆シュアティ(パイオニア)の34億7千万ペソ、4位は三井住友海上火災保険が48.5%を出資するBPI/MSインシュアランス(BPI/MS)の25億2千万ペソ、5位はマーカンタイルインシュアランスの25億1千万ペソであった。
総収入保険料首位はマラヤンの148億ペソ、2位はパイオニアの128億ペソ、3位はPGAの106億2千万ペソ、4位はBPI/MSの69億3千万ペソ、5位はスタンダード インシュアランスの42億8千万ペソであった。PGAと損保ジャパンの合弁企業であるPGA Sompoインシュアランス(PGA損保)も23億6千万ペソで14位にランクされている。
純利益首位はBPI/MSの5億4千万ペソ、2位はスター インターナショナル インシュアランス フィリピン支店の5億4千万ペソ、3位はFPGインシュアランス カンパニーの4億ペソ、4位はPGAの3億9千万ペソ、5位はCARDパイオニア マイクロインシュアランスの3億7千万ペソとなっている。また、マラヤンは2億9千万ペソで7位、PGA損保は1億6千万ペソで18位にランクされている。
総資産首位はパイオニアの589億7千万ペソ、2位はマラヤンの487億8千万ペソ、3位はPGAの277億1千万ペソ、4位はBPI/MSの167億6千万ペソ、5位はアライドバンカーズ インシュアランスの101億7千万ペソ。PGA損保は84億2千万ペソで8位にランクされている。
純資産首位はパイオニアの183億1千万ペソ、2位はペトロジェン インシュアランスの43億3千万ペソ、3位はBPI/MSの41億3千万ペソ、4位はPGAの38億4千万ペソ、5位はスタンダード インシュアランスの36億5千万ペソ。マラヤンは28億6千万ペソで9位、PGA損保は16億3千万ペソで29位にランクされている。
2022年の正味収入保険料上位5社(単位：千ペソ)
| 順位 | 社名 | 正味収入保険料 |
| 1 | プルーデンシャル ギャランティー＆アシュアランス（PGA) | 5,729,540 |
| 2 | マラヤン インシュアランス | 4,504,542 |
| 3 | パイオニア インシュアランス＆シュアティ | 3,465,886 |
| 4 | BPI/MSインシュアランス | 2,515,625 |
| 5 | マーカンタイル インシュアランス | 2,507,857 |
2022年の総収入保険料上位5社(単位：千ペソ)
| 順位 | 社名 | 総収入保険料 |
| 1 | マラヤン インシュアランス | 14,802,924 |
| 2 | パイオニア インシュアランス＆シュアティ | 12,797,511 |
| 3 | プルーデンシャル ギャランティー＆アシュアランス(PGA) | 10,620,148 |
| 4 | BPI/MSインシュアランス | 6,927,853 |
| 5 | スタンダード インシュアランス | 4,277,683 |
2022年の純利益上位5社(単位：千ペソ)
| 順位 | 社名 | 純利益 |
| 1 | BPI/MSインシュアランス | 537,568 |
| 2 | スター インターナショナル インシュアランス比支店 | 536,631 |
| 3 | FPGインシュアランス カンパニー | 400,381 |
| 4 | プルーデンシャル ギャランティー＆アシュアランス(PGA) | 388,579 |
| 5 | CARDパイオニア マイクロインシュアランス | 369,577 |
2022年末の総資産位5社(単位：千ペソ)
| 順位 | 社名 | 総資産額 |
| 1 | パイオニア インシュアランス＆シュアティ | 58,965,606 |
| 2 | マラヤン インシュアランス | 48,775,182 |
| 3 | プルーデンシャル ギャランティー＆アシュアランス(PGA) | 27,706,249 |
| 4 | BPI/MSインシュアランス | 16,756,579 |
| 5 | アライドバンカーズ インシュアランス | 10,165,848 |
2022年末の純資産上位5社(単位：千ペソ)
| 順位 | 社名 | 純資産額 |
| 1 | パイオニア インシュアランス＆シュアティ | 18,310,197 |
| 2 | ペトロジェン インシュアランス | 4,325,294 |
| 3 | BPI/MSインシュアランス | 4,132,839 |
| 4 | プルーデンシャル ギャランティー＆アシュアランス(PGA) | 3,838,974 |
| 5 | スタンダード インシュアランス | 3,647,879 |
