シナガワレーシックの人間ドック、4月後半に開業へ

富士フイルムと提携、各種先端診断装置を導入

2023/03/31

 報通信事業などを展開する株式会社アイ ピー エス(IPS、本社:東京都中央区)は、フィリピンにおいて、医療・美容サービス事業も展開している。

 IPSは、2010年2月に品川美容整形外科(当時の表示名)との合弁により、Shinagawa Lasik & Aesthetics Center Corporation(シナガワ レーシック、所在地マニラ首都圏マカティ市エンタープライズセンター)を設立、レーシック(近視矯正)手術や美容医療を提供している。現在、マニラ首都圏3カ所(マカティ市、パシグ市、タギグ市ボニファシオグローバルシティ=BGC)で、近視矯正手術を中心としたクリニックを開設している。2017年からは、白内障に対する手術も行っている。近視矯正の年間施術件数は急ピッチで拡大している。

 シナガワ レーシックは、フィリピンにおいて日本の進んでいる予防医療を提供するため、人間ドック/健診センターを運営する連結子会社(IPSの孫会社)「Shinagawa Healthcare Solutions Corporation(SHSC=シナガワ ヘルスケア、所在地:マニラ首都圏タギグ市)」を、2022年6月末に設立、予防医療に特化した人間ドック/健診センター「SHINAGAWA DIAGNOSTIC & PREVENTIVE CARE(SDPCC)」を開業する。その開業は2023年4月後半と予定している。検査項目が充実している日本式の健康診断や人間ドックを提供することによりフィリピンの健康意識・予防意識の向上や生活習慣病の抑制を支援するとともに、グループの事業拡大を図っていく方針である。

 SHSCは、3月23日、革新的で高品質なヘルスケアソリューションを提供することを目的として、デジタルイメージングおよびヘルスケアソリューションの大手プロバイダーであるFUJIFILM Philippines Inc(富士フイルム フィリピン)との間で覚書に調印した。SDPCCには、富士フイルムの内視鏡検査装置、CTシステム、マンモグラフィ、X線画像診断システム、超音波診断装置が設置され、先進的で高性能な機器により迅速で快適な処置を提供していく。