中央銀行、6月のインフレ率5.3~6.1%と推定
5月の6.1%から更に減速し13カ月ぶりの5%台か
2023/07/02
フィリピン統計庁(PSA)は、2023年7月5日午前9時、2023年5月の消費者物価(インフレ)統計を発表する予定である。それに先立ち、フィリピン中央銀行(BSP)は6月30日、「2023年6月の総合消費者物価上昇率(総合インフレ率、前年同月比、2018年基準)は5.3%~6.1%の範囲内であったと推定している」と発表した。
BSPは、2023年6月は、石油製品価格やメラルコの電気料金の値上がり、ペソ対米ドルレートの下落などが物価上昇圧力要因となったと分析。しかし、食肉、果物、LPG価格の値下がりなどがインフレ上昇圧力を緩和、結果として、6月の総合インフレ率が一段と減速したと推定している。
ちなみに、5月の総合インフレ率は6.1%、前月(2023年4月)の6.6%から更に鈍化、4カ月連続の減速で、2022年6月の6.1%以来、11カ月ぶりの低水準となった。6月の総合インフレ率がBSP推定の下限5.1%となれば、2022年5月の5.4%以来、13カ月ぶりの5%台となる。また、2022年4月の4.9%以来、14か月ぶりの低水準となる。
BSPは、2023年6月は、石油製品価格やメラルコの電気料金の値上がり、ペソ対米ドルレートの下落などが物価上昇圧力要因となったと分析。しかし、食肉、果物、LPG価格の値下がりなどがインフレ上昇圧力を緩和、結果として、6月の総合インフレ率が一段と減速したと推定している。
ちなみに、5月の総合インフレ率は6.1%、前月(2023年4月)の6.6%から更に鈍化、4カ月連続の減速で、2022年6月の6.1%以来、11カ月ぶりの低水準となった。6月の総合インフレ率がBSP推定の下限5.1%となれば、2022年5月の5.4%以来、13カ月ぶりの5%台となる。また、2022年4月の4.9%以来、14か月ぶりの低水準となる。