比三菱自動車、8月に創立60周年記念EXPO開催

市場シェア約15%で第2位、累計販売台数120万台に

2023/07/11

 三菱自動車工業(三菱自動車)のフィリピンにおける生産・販売拠点であるミツビシモーターズ フィリピン(MMPC、所在地:ラグナ州サンタロサ市グリーンフィールド オートモーティブパーク)は、MMPC創立60周年、累計販売台数120万台、累計生産台数80万台のマイルストーンを記念して、2023年8月10日から13日までマニラ首都圏パサイ市の世界貿易センターにて、MMPC60周年記念EXPO開催する。
 
 4日間のMMPC60周年記念EXPOでは、最先端のコンパクトSUVコンセプトカー『MITSUBISHI XFC CONCEPT (三菱エックス エフシーコンセプト)』やピックアップコンセプトカー『MITSUBISHI XRT CONCEPT (三菱エックス アールティーコンセプト)』の展示、フィリピンの自動車産業の景観を形作ってきたMMPCの一連の歴史的ハイライトの紹介、試乗会など多様なイベントが行われる。開催時間は午前10時から午後9時まで、入場は無料である。

 なお、MMPCは、今年2月20日に設立60周年を迎えた。MMPCの起源は1963年2月。1964年5月にクライスラー・フィリピンとして生産を開始した。2009年にはフィリピン国内の自動車会社として初めて累計生産50万台、2016年5月には60万台、2019年11月には70万台を達成した。2019年4月には累計販売台数100万台、そして、このほど120万台を達成した。

 MMPCの2022年の販売台数は前年比41.7%増の5万3,211台(シェア15.09%)でトヨタモーター フィリピン(TMPC)の17万4,106台(市場シェア49.38%)に次ぐ第2位であり、これまでも長らく第2位の座を維持している。このように、三菱自動車はフィリピンにおいて約15%と高いシェアを有し、他の主要市場のシェアを大きく引き離している。三菱自動車にとって、フィリピンは非常に重要な市場となっている。三菱自動車のフィリピンでの市場シェアが、他市場に比べ非常に高いのは、フィリピンでの歴史が非常に長く地道に事業基盤を強化してきたこと、モンテロ・スポーツ、パジェロ、ASX、アドベンチャー、エクスパンダー、アウトランダーなど現地ニーズの高い多目的車のラインアップが豊富であること、販売網拡充を推進してきたことなどが挙げられる。