オカダ・マニラ、上半期のカジノ収入60%増の229億ペソ

ホテル・飲食等は86%増収、EBITDA91%増の64億ペソへ急増

2023/07/18

 ユニバーサルエンターテインメント(UE)は7月13日、フィリピンで統合型リゾート(IR)施設『Okada Manila(オカダ・マニラ)』を運営するTiger Resort, Leisure and Entertainment, Inc.(TRLEI)の2023年12月期第2四半期(4月~6月)及び上半期(1月~6月)の決算(速報値)について発表した。
 
 それによると、TRLEIの2023年第2四半期における総売上高は前年同期比(以下、同様)36%増の122億0,800万ペソとなった。そのうち、カジノ収入は36%増の112億9,400万ペソ、その他売上高(ホテル、飲食、小売り、エンターテインメント等)は38%増の9億1,500万ペソ。また、調整後EBITDAは40%増の30億6,600万ペソであった。

 累計実績においては、上半期の総売上高は62%増の248億1,600万ペソとなった。そのうち、カジノ収入は60%増の228億6,300万ペソ、その他売上高は88%増の19億5,200万ペソ。また、調整後EBITDAは91%増の63億9,200万ペソとなった。来場者数は64%増の288万3,507人、ホテルの客室稼働率は82.2%(前年同期84.7%)であった。

 当期の全面的な営業に対し、2022年は新型コロナ禍により1月1日から2月28日まで、様々な営業上の規制を受けていた(2022年3月1日より、2度目のワクチン接種を完了しているゲストに対し、全てのビジネスを制限なく運営することができるようになった)。

 TRLEI第2四半期(2Q)・上半期(1H)の実績比較 (速報値、単位:百万ペソ、1ペソ=約2.62円)
項目 2022年  2023年  伸び率 
2Q 1H 2Q 1H 2Q 1H
カジノ収入 8,297 14,322 11,294 22,863 36% 60%
 VIPテーブルゲーム 3,246 5,786 4,429 8,937 36% 54%
 マステーブルゲーム 2,191 3,726 3,070 6,226 40% 67%
 ゲーミングマシン 2,860 4,811 3,795 7,700 33% 60%
その他売上高(ホテル・飲食・小売他) 665 1,039 915 1,952 38% 88%
 
売上高合計 8,963 15,361 12,208 24,816 36% 62%
減価償却費 1,605 3,121 1,441 2,878 -10% -8%
調整後 EBITDA* 2,191 3,342 3,066 6,392 40% 91%
(出所:ユニバーサルエンターテインメント資料より作成)
*調整後EBITDA=営業損益+減価償却費+その他の調整項目