最大銀行BDO、上半期の帰属純利益47%増の352億ペソ
総資産は業界唯一の4兆ペソ超、預金、融資残高も断トツ
2023/08/01
SM財閥傘下のフィリピン最大銀行であるBDOユニバンク(証券コード:BDO、本店:マニラ首都圏マカティ市)は7月31日、2023年の四半期事業報告書を公表した。
それによると、2023年上半期(1月~6月)の純収入は前年同期比(以下同様)24%増の1,277億ペソに達した。主力の融資事業などによる純金利収入が29%増の895億ペソ、各種手数料、保険料収入、証券売買益、外為益などの非金利収入が11%増の382億ペソと双方好調であった。一方、営業費用は17%増の752億ペソ。貸倒引当は68億ペソ。これらの結果、帰属純利益は47%増の352億ペソへと大幅増加した。年率換算の普通株主自己資本利益率(ROCE)は15.1%で、前年同期の11.3%から上昇した。
2023年6月末の融資残高は前年同月末比(以下同様)7%増の2兆7,105億ペソ、受入預金残高は12%増の3兆2,958億ペソ、総資産は9%増の4兆1,583億ペソ、自己資本も4,875億ペソと増加した。
リスク資産に対する自己資本比率(CAR)は15.0%(前年同月末14.5%)、普通株中核自己資本(CET1)比率は13.9%(同13.5%)と良好な水準を維持している。不良債権(NPL)比率は1.95%で、3月末の1.98%から改善している。また、NPL貸倒引当率は174%に達している。
それによると、2023年上半期(1月~6月)の純収入は前年同期比(以下同様)24%増の1,277億ペソに達した。主力の融資事業などによる純金利収入が29%増の895億ペソ、各種手数料、保険料収入、証券売買益、外為益などの非金利収入が11%増の382億ペソと双方好調であった。一方、営業費用は17%増の752億ペソ。貸倒引当は68億ペソ。これらの結果、帰属純利益は47%増の352億ペソへと大幅増加した。年率換算の普通株主自己資本利益率(ROCE)は15.1%で、前年同期の11.3%から上昇した。
2023年6月末の融資残高は前年同月末比(以下同様)7%増の2兆7,105億ペソ、受入預金残高は12%増の3兆2,958億ペソ、総資産は9%増の4兆1,583億ペソ、自己資本も4,875億ペソと増加した。
リスク資産に対する自己資本比率(CAR)は15.0%(前年同月末14.5%)、普通株中核自己資本(CET1)比率は13.9%(同13.5%)と良好な水準を維持している。不良債権(NPL)比率は1.95%で、3月末の1.98%から改善している。また、NPL貸倒引当率は174%に達している。