ダブルドラゴン、北海道ニセコでホテル建設着工

482室のホテル101、岩田地崎建設が設計・施行

2023/08/30

 ジョリビーフーズ(証券コード:JFC)系の急成長不動産企業ダブルドラゴン プロパティーズ(ダブルドラゴン、証券コード:DD)はホテル事業にも注力している。

 DDは自前ブランドである「ホテル101」の海外展開のため、100%出資「ホテル101ワールドワイド」などを設立している。そして、北海道ニセコエリアの倶知安町ひらふ地区に、「ホテル101」海外1号店となる「ホテル101ニセコ」(482室)を建設する。道内建設業最大手の岩田地崎建設(本社:札幌市)設計・施行を行う。

 この「ホテル101ニセコ」の建設着工式が、8月26日に開催された。DDのエドガー・シア会長、ジョリビーフーズのトニー・タン・カクティオン会長、ニセコ市の片山 健也市長、倶知安町の文字一志町長が着工式を主導した。

 「ホテル101ニセコ」はハイブリッド・コンドミニアムホテル(コンドテル)であり、DDは、コンドテル販売とその後のホテル運営による2段階収入が期待できるとしている。コンドテル販売収入として1億3,730万米ドル(約81億ペソ、約200億円)を見込んでいる。開業は2027年9月と予定しているが、それに先行してコンドテルのプレセールが開始される。

 DDは、「ニセコはパウダースノーで世界的に有名であり、長いスキーシーズンを提供することができる。素晴らしい自然の風景、花畑のパノラマ、温泉でも有名であり、建設するホテルには国内外から多くの観光客やスキー客が訪問すると期待される」とコメントしている。なお、DDはホテル101のほか、中国系のジンジャン・イン(JinJiang Inns、錦江之星)、スカイスイーツ(Skysuites)、アスコット-DDメリディアン・パーク(Ascott-DD Meridian Park)というホテルを運営している。