オカダ・マニラ、9カ月間の収入49%増の381億ペソ
EBITDA72%増の99.5億ペソ、ホテル客室稼働率82%
2023/10/16
娯楽関連企業であるユニバーサルエンターテインメント(UE、本社:江東区)はこのほど、フィリピンで統合型リゾート(IR)施設『オカダ・マニラ』を運営するTiger Resort, Leisure and Entertainment, Inc.(TRLEI)の2023年12月期第3四半期(7月~9月)及び年初9カ月の決算(速報値)について発表した。夏休み等による来場者数の増加やフィリピン国内のゲーミング需要の拡大などでIR事業は好調に売上高と利益を伸ばし、予想を大幅に上回る展開を見せている。
TRLEIの2023年第3四半期における総売上高は前年同期比(以下、同様)29.0%増の132億6,200万ペソとなった。そのうち、カジノ収入は29.7%増の123億5,000万ペソ、その他売上高(ホテル、飲食、小売り、エンターテインメント等)は19.7%増の9億1,200万ペソ。また、調整後EBITDAは45.6%増の35億5,600万ペソであった。
累計実績においては、9カ月間の総売上高は48.5%増の380億7,700万ペソとなった。そのうち、カジノ収入は47.7%増の352億1,300万ペソ、その他売上高は59.1%増の28億6,400万ペソ。また、調整後EBITDAは72.0%増の99億4,800万ペソとなった。来場者数は52.9%増の438万1,994人、ホテルの客室稼働率は81.9%(前年同期81.3%)であった。
当期の全面的な営業に対し、2022年は新型コロナ禍により1月1日から2月28日まで、様々な営業上の規制を受けていた(2022年3月1日より、2度目のワクチン接種を完了しているゲストに対し、全てのビジネスを制限なく運営することができるようになった)。
TRLEI第3四半期(3Q)・9カ月間の実績比較 (速報値、単位:百万ペソ、1ペソ=約2.64円)
(出所:ユニバーサルエンターテインメント資料より作成)
*調整後EBITDA=営業損益+減価償却費+その他の調整項目
TRLEIの2023年第3四半期における総売上高は前年同期比(以下、同様)29.0%増の132億6,200万ペソとなった。そのうち、カジノ収入は29.7%増の123億5,000万ペソ、その他売上高(ホテル、飲食、小売り、エンターテインメント等)は19.7%増の9億1,200万ペソ。また、調整後EBITDAは45.6%増の35億5,600万ペソであった。
累計実績においては、9カ月間の総売上高は48.5%増の380億7,700万ペソとなった。そのうち、カジノ収入は47.7%増の352億1,300万ペソ、その他売上高は59.1%増の28億6,400万ペソ。また、調整後EBITDAは72.0%増の99億4,800万ペソとなった。来場者数は52.9%増の438万1,994人、ホテルの客室稼働率は81.9%(前年同期81.3%)であった。
当期の全面的な営業に対し、2022年は新型コロナ禍により1月1日から2月28日まで、様々な営業上の規制を受けていた(2022年3月1日より、2度目のワクチン接種を完了しているゲストに対し、全てのビジネスを制限なく運営することができるようになった)。
TRLEI第3四半期(3Q)・9カ月間の実績比較 (速報値、単位:百万ペソ、1ペソ=約2.64円)
項目 | 2022年 | 2023年 | 伸び率 | |||
3Q | 1-9月 | 3Q | 1-9月 | 3Q | 1-9月 | |
カジノ収入 | 9,519 | 23,841 | 12,350 | 35,213 | 29.7% | 47.7% |
VIPテーブルゲーム | 3,960 | 9,746 | 4,424 | 13,361 | 11.7% | 37.1% |
マステーブルゲーム | 2,494 | 6,219 | 4,106 | 10,332 | 64.6% | 66.1% |
ゲーミングマシン | 3,065 | 7,876 | 3,820 | 11,521 | 24.6% | 46.3% |
その他売上高(ホテル・飲食・小売) | 762 | 1,800 | 912 | 2,864 | 19.7% | 59.1% |
売上高合計 | 10,281 | 25,641 | 13,262 | 38,077 | 29.0% | 48.5% |
減価償却費 | 1,543 | 4,664 | 1,398 | 4,276 | -9.4% | -8.3% |
調整後 EBITDA* | 2,442 | 5,784 | 3,556 | 9,948 | 45.6% | 72.0% |
*調整後EBITDA=営業損益+減価償却費+その他の調整項目