大統領、3日間のサウジ訪問で多大な成果と表明

42億ドル超の投資合意、22万人の雇用創出効果と説明

2023/10/22

   マルコス大統領が10月19日から3日間のサウジアラビア(サウジ)訪問を終え、21日マニラ首都圏パサイ市のビリャモール空軍基地に降り立った。

 大統領は、10月20日にサウジアラビア首都リアドで開催された第1回東南アジア諸国連合(ASEAN)-湾岸協力会議(GCC)首脳会議に出席した。また、サウジとクウェートの皇太子等の要人、財界人、フィリピン人コミュニティなどとの会談を行った。また、200万人以上のフィリピン人がGCC諸国で雇用されていることを踏まえ、GCC諸国に対し、海外フィリピン人労働者(OFW)の権利と福祉の保護を呼びかけた。

 10月21日付けフィリピン政府通信社(PNA)報道による、とサウジのムハンマド・ビン・サルマン皇太子との会談においては、サウジの建設会社倒産により失職したフィリピン人労働者のために約20億リヤルを確保するとの確約を取り付けたとのことである。また大統領は、「サウジアラビア企業とのビジネス協定により、今後数年間でさらに22万人のフィリピン人の雇用が創出される見込みである」と述べたとのことである。