セメント大手の比ホルシム、11月27日の自主的上場廃止決定
2月にイーグル上場廃止、上場セメント企業は比セメックスのみに
2023/11/20
大手セメント企業のホルシム フィリピン(比ホルシム、証券コード:HLCM)は、2023年11月27日に、フィリピン証券取引所(PSE)から自主的上場廃止する。PSEが、11月17日、比ホルシムの自主的上場廃止を正式承認した。
比ホルシムの主要株主であるホルダーフィンは、2023年6月9日、住友大阪セメントから、比ホルシム株を約5億9,495万株(9.22%相当)取得した。この追加取得により、ホルダーフィンの比ホルシム株式保有比率は18.11%から27.33%へと上昇した。また、比ホルシムの浮動株式比率は14.27%から5.05%に低下、PSEの浮動株式基準(最低10%以上)に抵触することになった。比ホルシムは浮動株式基準遵守のための方策を講じない限り、PSEメインボードからの自主的上場廃止という道を選択せざるを得なくなった。したがって、ホルダーフィンは、比ホルシムの自主的上場廃止を目的とした、比ホルシムの少数株主向けの比ホルシムTOBを実施、9月6日時点の浮動株式比率は1.42%まで低下した。
なお、フィリピンでは、大手セメント企業であるイーグルセメントが2023年2月28日付けでPSEメインボードから自主的上場廃止となった。これは、フィリピンを代表するコングロマリットとなったサンミゲル(証券コード:SMC)傘下の投資企業であるサンミゲル エクイティ インベストメンツ(SMCEI)によるイーグルセメントの買収が2022年12月14日に完了したことに伴うものである。
PSE上場のセメント企業は、2022年末で、比ホルシム、イーグルセメント、セメックス ホールディングス フィリピン(証券コード:CHP)の3社であった。CHPの浮動株式比率も10.00%に低下しており、上場セメント企業がゼロとなる可能性も考えられる。
比ホルシムの主要株主であるホルダーフィンは、2023年6月9日、住友大阪セメントから、比ホルシム株を約5億9,495万株(9.22%相当)取得した。この追加取得により、ホルダーフィンの比ホルシム株式保有比率は18.11%から27.33%へと上昇した。また、比ホルシムの浮動株式比率は14.27%から5.05%に低下、PSEの浮動株式基準(最低10%以上)に抵触することになった。比ホルシムは浮動株式基準遵守のための方策を講じない限り、PSEメインボードからの自主的上場廃止という道を選択せざるを得なくなった。したがって、ホルダーフィンは、比ホルシムの自主的上場廃止を目的とした、比ホルシムの少数株主向けの比ホルシムTOBを実施、9月6日時点の浮動株式比率は1.42%まで低下した。
なお、フィリピンでは、大手セメント企業であるイーグルセメントが2023年2月28日付けでPSEメインボードから自主的上場廃止となった。これは、フィリピンを代表するコングロマリットとなったサンミゲル(証券コード:SMC)傘下の投資企業であるサンミゲル エクイティ インベストメンツ(SMCEI)によるイーグルセメントの買収が2022年12月14日に完了したことに伴うものである。
PSE上場のセメント企業は、2022年末で、比ホルシム、イーグルセメント、セメックス ホールディングス フィリピン(証券コード:CHP)の3社であった。CHPの浮動株式比率も10.00%に低下しており、上場セメント企業がゼロとなる可能性も考えられる。