ミンダナオ島マラウィで爆発事件、4人以上が死亡
キリスト教のミサで、イスラム過激派のテロの可能性
2023/12/04
12月3日、ミンダナオ島西部のバンサモロ自治地域南ラナオ州の州都マラウィ市で爆発事件が発生、少なくとも4人が死亡、40人以上が負傷した。
爆発事件が発生したのは、ミンダナオ州立大学(MSU)の体育館で事件当時キリスト教のミサが行われていた。マラウィ市はイスラム教徒が人口の多数を占めている。これまでに犯行声明などは発出されていないが、治安当局はイスラム系武装勢力によるテロの可能性があるとみて捜査中である。
ミンダナオ島では、2014年3月にフィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)による包括和平合意が実現、2025年のバンサモロ自治政府の樹立を目指しているが、一部の過激派組織はこの動きに反発し、テロ事件を繰り返し起こしている。2016年9月2日にはダバオ市内の夜間市場における爆破テロで14名が死亡し、67名が負傷した。治安当局は過激派組織の掃討作戦を続けており、今回の爆発事件もその掃討作戦に対する報復攻撃の可能性がある。
爆発事件が発生したのは、ミンダナオ州立大学(MSU)の体育館で事件当時キリスト教のミサが行われていた。マラウィ市はイスラム教徒が人口の多数を占めている。これまでに犯行声明などは発出されていないが、治安当局はイスラム系武装勢力によるテロの可能性があるとみて捜査中である。
ミンダナオ島では、2014年3月にフィリピン政府とモロ・イスラム解放戦線(MILF)による包括和平合意が実現、2025年のバンサモロ自治政府の樹立を目指しているが、一部の過激派組織はこの動きに反発し、テロ事件を繰り返し起こしている。2016年9月2日にはダバオ市内の夜間市場における爆破テロで14名が死亡し、67名が負傷した。治安当局は過激派組織の掃討作戦を続けており、今回の爆発事件もその掃討作戦に対する報復攻撃の可能性がある。