大阪・関西万博フィリピン館、木材活用で環境負荷低減

万博テーマに合致、淺川組と西尾レントオール連合が建設受注

2023/12/21

 ニシオホールディングス傘下の西尾レントオール(本社:大阪市中央区)は、12月19日、2025年に開催される日本国際博覧会(大阪・関西万博)のフィリピンパビリオンにおいて、建設工事を受注したと発表した。西尾レントオールとしては、インドネシア館・イタリア館に続き3カ国目の参画となる。

 フィリピンパビリオンは、政府より委託を受けた設計事務所のCAT社(本社:東京都新宿区)を通じ、淺川組(本社:和歌山県和歌山市)とともに共同企業体を組成し、西尾レントオールは設計サポート・木材を中心とした資材の調達を担い、淺川組が施工を担い建設を進めていく。

 総合レンタル会社の西尾レントオールは、2020年に木造モジュール事業を立ち上げた。設計・施工を担うグループ会社であるATAとともに、移設・転用が可能な木造建築を一般流通木材からなるCLTパネルと鉄(金物と張弦材)の組み合わせによって実現した「ATA-CLT-S構法」を推進している。鉄骨造や鉄筋コンクリート造に比べて環境負荷をかけず、かつ短工期での施工が可能となり、万博で掲げられているテーマやコンセプトにも合致する。

 フィリピンパビリオンの躯体の一部には木材が活用される見込みで、各社と協働しながら参加国が伝えたいコンセプトの実現を後押しする方針である。