11月の訪日フィリピン人、2.9倍の6万4千人に

11カ月間で6.3倍の54万3千人、19年比2%増に

2023/12/22

 日本政府観光局(JNTO)は12月20日、2023年11月の訪日外客数推計値を発表した。それによると、11月の訪日外客数は2019年同月とほぼ同数となる244万0,800人となり、6カ月連続で200万人を超えた。なお、11月までの累計では2,233万2,000人と2,000万人を突破した。

 東南アジアではシンガポール、欧米豪中東地域においては米国などで訪日外客数が増加したことが、今月の押し上げ要因となった。なお、国際線定期便に関しては、2023年冬ダイヤ時点でコロナ禍前の約8割まで運航便数が回復し、その後も東アジアを中心に増便・復便が続いている。23市場中13市場(韓国、台湾、香港、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、豪州、米国、カナダ、メキシコ、イタリア、スペイン)において、11月として過去最高を記録した。

 11月に訪日外客数の多かった上位5市場は、韓国(64万9,900人)、台湾(40万3,500人)、中国(25万8,300人)、香港(20万0,400人)、米国(18万4,800人)。

 フィリピンは、11月の訪日外客数は6万3,700人(2019年同月比1.6%減、2022年同月比193.7%増{約2.9倍})だった。直行便数が2019年の水準近くまで回復していること等の影響もあった。また、マニラ~関西間の増便、セブ~成田間の増便などもあり、日本への直行便数は、前年同月と比較して回復傾向にある。

 2023年年初11カ月では、累計訪日外客数は2,233万2,000人となり、2019年同期比23.9%減。上位5市場は、韓国(617万5,800人)、台湾(380万2,900人)、中国(211万2,600人)、香港(186万3,300人)、米国(186万2,800人)。

 11カ月間のフィリピンからの訪日外客数は54万3,100人(2019年同期比2.2%増、2022年同期比525.1%増{約6.3倍})に達し、ASEAN加盟国ではタイ(86万9,800人)に次いで多かった。3位はベトナム(53万6,800人)だった。

 JNTOは個人観光再開から1年が経過し、訪日外客数は堅調に回復をしているところ、今後も、「持続可能な観光」「消費額拡大」「地方誘客促進」の実現に向け、市場動向を綿密に分析しながら、訪日旅行プロモーションに取り組んでいく。