PEZA投資認可額、2024年は42%増の2,500億ペソ超を目指す
23年実績25%増の1,757億ペソ、過去最高は12年の3,119億ペソ
2023/12/24
フィリピン経済区庁(PEZA)の2023年の投資認可額は、前年同期比24.9%増の1,757億1,000万ペソに達し、前年の年間認可額1,407億ペソから二桁増加するとともに、2023年の年間目標1,547億7,000万ペソを13.5%上回った。
2023年はマルコス大統領の積極的外遊や投資誘致団派遣の効果もあって、前年比二桁増の成果を治めた。PEZAは2024年の投資認可額目標を最低前年比15.0%増の2,020億ペソと設定したが、最低目標にとどまることなく同42.3%増の2,500億ペソ超を目指す。韓国等との2国間自由貿易協定(FTA)発効、EUによる一般特恵関税プラス適用4年間延長の寄与などにより続伸見込み。
PEZAの投資認可額は2018年に1,402億4,000万ペソであったが、2019年には1,175億4,000万ペソ、2020年には950億3,000万ペソ、2021年には693億ペソと減少の一途を辿った。しかし2022年には103%増の1,407億ペソ、そして、2023年には1,757億1,000万ペソに達し再増加に転じている。もっとも、過去最高であった2012年の3,119億ペソ、それに次ぐ2015年の2,850億ペソ、2014年の2,795億ペソには及んでいない。PEZAは早期の2,500億ペソ~3,000億ペソへの回復を図ろうとしている。
なお、1995年から2023年までの投資認可累計額は4兆3,000億ペソを超えている。2023年11月現在、422のPEZAエコゾーンに4,352社が進出している。
PEZAの投資認可額推移(単位:億ペソ)
(出所:PSA資料より作成、2024年予想はPEZAの目標値)
2023年はマルコス大統領の積極的外遊や投資誘致団派遣の効果もあって、前年比二桁増の成果を治めた。PEZAは2024年の投資認可額目標を最低前年比15.0%増の2,020億ペソと設定したが、最低目標にとどまることなく同42.3%増の2,500億ペソ超を目指す。韓国等との2国間自由貿易協定(FTA)発効、EUによる一般特恵関税プラス適用4年間延長の寄与などにより続伸見込み。
PEZAの投資認可額は2018年に1,402億4,000万ペソであったが、2019年には1,175億4,000万ペソ、2020年には950億3,000万ペソ、2021年には693億ペソと減少の一途を辿った。しかし2022年には103%増の1,407億ペソ、そして、2023年には1,757億1,000万ペソに達し再増加に転じている。もっとも、過去最高であった2012年の3,119億ペソ、それに次ぐ2015年の2,850億ペソ、2014年の2,795億ペソには及んでいない。PEZAは早期の2,500億ペソ~3,000億ペソへの回復を図ろうとしている。
なお、1995年から2023年までの投資認可累計額は4兆3,000億ペソを超えている。2023年11月現在、422のPEZAエコゾーンに4,352社が進出している。
PEZAの投資認可額推移(単位:億ペソ)
年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | 2023年 | 2024年予 | |
金額 | 1,402.4 | 1,175.4 | 950.3 | 693.0 | 1,407.0 | 1,757.1 | 2,020.0~2,500.0 | |
増減率 | -41.0% | -16.2% | -19.2% | -27.1% | 103.0% | 24.9% | 15.0%~42.3% |
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