比自動車生産台数、11カ月で25.8%増の10万6千台

伸び率はASEAN主要国で最高だが台数は依然最低

2024/01/17

    ASEAN自動車連盟(AAF)は1月16日、2023年11月及び年初11カ月のASEAN域内自動車販売・生産統計を発表した。
 
 それによると、11月のASEAN7カ国(インドネシア、マレーシア、ミャンマー、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム)の合計新車販売台数は前年同月比4.5%減の28万6,812台となったが、前月(28万1,131台)からは2.0%増加した。その結果、年初11カ月の累計販売台数は、前年同期比1.5%減の303万6,812台にとどまった。

 フィリピンに関しては、11月の新車販売台数(フィリピン自動車工業会/トラック工業会加盟企業分)は前年同月比7.6%増の3万7,683台にとどまり、2022年2月以来、21か月ぶりの低い伸び率となった。高金利が消費者需要を落ち込ませた。前月の3万8,128台からは1.2%減少した。この結果、年初11カ月の累計販売台数は前年同期比23.9%増の39万0,654台となった。

 生産に関しては、製造拠点のないシンガポールを除くASEAN6カ国の11月の生産台数は前年同月比11.2%減の37万4,684台、対前月比では0.9%の減少だった。年初11カ月の累計生産台数は前年同期比0.5%減の397万7,672台であった。

 フィリピンに関しては、11月の生産台数は前年同月比6.5%増の1万0,983台と3カ月連続1万台を突破した。前月比では7.7%の増加。年初11カ月の累計生産台数は25.8%増の10万5,821台と二桁の伸びを示したが、ベトナムの累計15万8,693台を50.0%下回る水準である。フィリピンの自動車業界は販売台数の7割以上を輸入車に依存している。

 ASEAN自動車販売台数  (単位:台)
国名 11月 1-11月
インドネシア 2023 84,390 920,518
2022 91,275 942,686
増減率 -7.5% -2.4%
マレーシア 2023 71,908 718,748
2022 65,617 641,986
増減率 9.6% 12.0%
ミャンマー 2023 257 3,032
2022 193 6,923
増減率 33.2% -56.2%
フィリピン 2023 37,683 390,654
2022 35,037 315,337
増減率 7.6% 23.9%
シンガポール 2023 3,000 33,155
2022 3,441 39,119
増減率 -12.8% -15.2%
タイ 2023 61,621 707,454
2022 68,284 766,589
増減率 -9.8% -7.7%
ベトナム 2023 27,953 263,251
2022 36,371 369,334
増減率 -23.1% -28.7%
合計 2023 286,812 3,036,812
2022 300,218 3,081,974
増減率 -4.5% -1.5%
(出所:ASEAN自動車連盟資料より作成)
 
 ASEAN自動車生産台数  (単位:台)
国名 11月 1-11月
インドネシア 2023 113,858 1,295,372
2022 135,101 1,335,945
増減率 -15.7% -3.0%
マレーシア 2023 67,743 708,376
2022 65,642 633,394
増減率 3.2% 11.8%
ミャンマー 2023 182 1,368
2022 14 3,162
増減率 1200.0% -56.7%
フィリピン 2023 10,983 105,821
2022 10,315 84,138
増減率 6.5% 25.8%
タイ 2023 163,337 1,708,042
2022 190,155 1,724,909
増減率 -14.1% -1.0%
ベトナム 2023 18,581 158,693
2022 20,546 216,882
増減率 -9.6% -26.8%
合計 2023 374,684 3,977,672
2022 421,773 3,998,430
増減率 -11.2% -0.5%
(出所:ASEAN自動車連盟資料より作成)