フィリピンの汚職に関する清潔度、ASEAN主要国で最悪

23年は世界115位、1位デンマーク、日本16位、最下位ソマリア

2024/01/31

 世界各国の汚職動向を監視している非政府組織(NGO)であるトランスペアレンシー・インターナショナル(本部:ベルリン)は、1月30日、国・地域別汚職認識指数(Corruption Perceptions Index=CPI)やそのランキング2023年版を発表した。2023年の調査対象となったのは180カ国・地域。

 トランスペアレンシー・インターナショナル汚職認識指数は、ビジネス関係者、一般大衆及び各国のアナリストなどによって、公務員や政治家の間に汚職がどの程度存在すると認識されているかという点から各国をランク付けている。得点数(100点満点)や順位が高いほど汚職に対する清潔度が高く、得点数や順位が低いほど腐敗度が高いことを意味する。

 2023年の清潔度トップはデンマーク(90点)であった。2位はフィンランド(87点)、3位はニュージーランド(85点)、4位はノルウェー(84点)、5位はシンガポール(83点)であった。日本は16位(73点)で前年の18位(73点)から2ランク上昇した。最下位(180位)はソマリア(11点)、177位は南スーダン、シリア、ベネズエラ(13点)、176位がイエメン(16点)と続く。

 フィリピンの清潔度は世界115位(34点)と低評価。2022年の116位、2021年の117位からは僅かに上昇したが、ASEAN主要国では最悪であった。ASEAN全体では、カンボジアの22点、ミャンマーの20点を上回るのみである。2014年に85位(38点)まで上昇したこともあったが、その後はほぼ3桁台での推移となっている。