中央銀行、第4四半期に利下げ開始見込み

現在はペソ低迷ではなくドル高波及と強調

2024/04/18

  フィリピン中央銀行(BSP)のレモロナ総裁は、4月17日、「ペソ対米ドルレートが57.180ペソと17か月ぶりの安値(詳細は別掲)へと下落しているが、ペソ急落というよりは、米国利下げ先送り観測や中東情勢緊迫化にともなうドル高といえよう」と表明した。  そして、フィリピンでの政策金利引き下げは2024年第4四半期に開始される可能性がある。ただし、米国の利下げの更なる先送りやインフレ動向次第では...

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