24年第1四半期の決算発表開始、最大銀行BDOが先陣
純収入12%増の699億ペソ、純利益12%増の185億ペソ
2024/04/22
2024年第1四半期(1月~3月)決算発表が開始された。依然として2023年の年次報告書未提出企業があるなかで、SM財閥傘下のフィリピン最大銀行であるBDOユニバンク(証券コード:BDO、本店:マニラ首都圏マカティ市)が、4月19日、2024年第1四半期(1月~3月)の事業報告書を公表した。
それによると、2024年第1四半期の純収入は前年同期比(以下同様)12.1%増の699億ペソに達した。主力の融資事業などによる純金利収入が12.8%増の490億ペソ、各種手数料、保険料収入、証券売買益、外為益などの非金利収入が10.5%増の209億ペソと双方好調であった。純金利率は4.63%(前年同期4.57%)。一方、営業費用は14.9%増の430億ペソ。これらの結果、帰属純利益は12.1%増の185億ペソへと二桁増となった。年率換算の普通株主自己資本利益率(ROCE)は14.33%で、前年同期の14.45%から低下した。
2023年3月末の融資残高は前年同月末比(以下同様)11.9%増の2兆9,570億ペソ、受け入れ預金残高は12.7%増の3兆6,317億ペソ、総資産は11.9%増の4兆5,734億ペソ、自己資本は5,290億ペソと各々首位を維持すると見られる。
リスク資産に対する自己資本比率(CAR)は14.78%(前年同月末14.81%)。不良債権(NPL)比率は1.88%で、前年同月末の1.98%から改善している。また、NPL貸倒引当率は181%に達している。
それによると、2024年第1四半期の純収入は前年同期比(以下同様)12.1%増の699億ペソに達した。主力の融資事業などによる純金利収入が12.8%増の490億ペソ、各種手数料、保険料収入、証券売買益、外為益などの非金利収入が10.5%増の209億ペソと双方好調であった。純金利率は4.63%(前年同期4.57%)。一方、営業費用は14.9%増の430億ペソ。これらの結果、帰属純利益は12.1%増の185億ペソへと二桁増となった。年率換算の普通株主自己資本利益率(ROCE)は14.33%で、前年同期の14.45%から低下した。
2023年3月末の融資残高は前年同月末比(以下同様)11.9%増の2兆9,570億ペソ、受け入れ預金残高は12.7%増の3兆6,317億ペソ、総資産は11.9%増の4兆5,734億ペソ、自己資本は5,290億ペソと各々首位を維持すると見られる。
リスク資産に対する自己資本比率(CAR)は14.78%(前年同月末14.81%)。不良債権(NPL)比率は1.88%で、前年同月末の1.98%から改善している。また、NPL貸倒引当率は181%に達している。