比オセアナゴールドが上場、初日6.2%下落

今年第1号、10カ月ぶりの上場も軟調な展開

2024/05/14

 多国籍鉱山企業であるオセアナゴールド(本社:豪州メルボルン)のフィリピン子会社オセアナゴールド フィリピン(OGP、非オセアナゴールド)が、5月13日、フィリピン証券取引所(PSE)メインボードに上場した。

 OGPは4月29日~5月6日にIPOを実施した。IPOにおいては、親会社のオセアナゴールド フィリピンホールディングスが、OGP普通株式(1株当たり額面:0.1ペソ)4億5,600万株を売り出した。IPO価格は1株当り13.32ペソ、IPO規模は約61億ペソ。証券コードは「OGP、PSEでの2024年の初の新規上場であり、2023年7月24日のミニ水力発電所運営企業リパワー エナジー デベロップメント コーポレーション(証券コード:REDC)以来、約10カ月ぶりの新規上場であった。また、鉱業株としては10年ぶりの新規上場である。

 OGPの上場初日の始値は13.34ペソとIPO価格の13.32ペソを0.2%上回った。しかし、この日の高値も13.34ペソ、安値は12.46ペソ、終値は12.50ペソでIPO価格を6.16%下回った。この日の平均取引株価は12.79ペソ、出来高は約3,050万株、売買額は約3億9,012万ペソであった。

 なおOGPは、北部ルソン島カガヤンバレー地方ヌエバビスカヤ州のディディピオ金・銅鉱山で採掘事業をおこなっている。