フィリピン証券取引所(PSE)上場の民間銀行の2024年第1四半期の事業報告書発表が出揃った。主要8行の動向は表1と表2のとおり(個別の詳細は別掲)。融資拡大、利鞘拡大、貸倒引当減少などで概ね堅調だった。 　主力の融資などによる純金利収入は総じて二桁増となった。純金利収入の増加率が最も大きかったのは、セキュリティバンクの44%、次いでリサール商業銀行(RCBC)の32%、バンク オブ ザ フィリピン...

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