23年の日本ビザ発給、比人51万8千件、シェア12%で2位

1位中国人243万2千件でシェア58%、3位はベトナム人で8%

2024/06/26

 日本外務省は、6月25日、2023年(暦年)の全在外公館のビザ発給件数が前年比約222%増(約3.2倍)の416万5,752件へと急増、過去最高を記録した2019年の約5割まで回復したと発表した。

 国籍・地域別発給数の上位3カ国は中国、フィリピン、ベトナムとなり、これら3カ国の国籍者に対する発給数が全体の約8割を占めた。在外公館別発給数の上位3公館は在上海総領事館、在中国大使館、在フィリピン大使館であり、上位10公館全てがアジア地域所在公館となった。上位10公館のうち6公館が在中国公館となった。

 フィリピン国籍者に対するビザ発給数は51万8,439件で、全体の12%を占めた。中国人の243万1,962人(シェア58%)に次ぐ第2位で、3位のベトナムの32万7,905件(8%)を大幅に上回った。また、在フィリピン日本国大使館の発給件数は48万8,549件、在外公館別シェアで12%、第3位となった。

<ビザ発給数>
 ビザ発給数は、出入国在留管理庁が発表する外国人入国者数とは異なる。これは数次ビザやビザ免除等による入国があるため。なお「ビザ」とは、外務省の在外公館が、発給する「査証」のことを指す。