金子コード、フィリピンでマイクロカテーテル製造へ

バタンガス州ファーストフィリピン工業団地に生産拠点

2024/07/05

 ケーブルや医療用チューブを生産販売する金子コード(本社:東京都大田区)は、フィリピンにて細径のマイクロカテーテルの生産を行う。

 金子コードの現地法人であるカネコメディカルフィリピンは、6月26日、フィリピン経済特区庁(PEZA)本部にて、PEZA登録契約を締結した。この登録契約に基づき、カネコメディカルフィリピンはマニラ南方約100キロメートルのバタンガス州サントトーマスのファーストフィリピンインダストリアル・パーク(FPIP)にて、マイクロカテーテルの製造を行うことになる。

 PEZAは「FPIP進出企業の一社としてカネコメディカルフィリピンが加わることは、高度技術製造業投資を誘致し、技術進歩のための環境を促進するというPEZAの取り組みを反映している。マイクロカテーテルは様々な医療分野で重要な役割を果たすため、医療機器業界の洗練されたかつ重要なセグメントの一つである。FPIPにおけるカテーテル製造工場の設立は、世界的なサプライチェーンへの重要な貢献を期待されている」とコメントしている。

 なお、上記案件は、PEZAが2023年9月に東京で行った投資ミッションで獲得した投資承諾の一つとのことである。