上半期のBOI投資認可額、36%増の9,500億ペソ

年間目標(1.3兆~1.5兆ペソ)下限の73%に相当

2024/07/12

 貿易産業省(DTI)傘下の投資促進機関である投資委員会(BOI)は7月11日、今年上半期にすでに1兆ペソ近いプロジェクトを承認したと報告した。

 2024年1月から6月までのBOIによる投資承認額が前年同期の6,980億ペソから36%増の9,500億ペソになった。BOIは、年末までに1.3兆~1.5兆ペソ相当のプロジェクト登録を目標としており、今年上半期時点すでに下限目標の73%、上限目標の63%を達成したことになる。

 BOIによると、海外投資家が2,860億ペソ相当のプロジェクトを登録しており、これは総投資約束額の30%に相当する。

 これに先立ち、貿易産業省(DTI)は、2024年6月時点で231件の投資案件があり、総額は766億米ドル(4兆5,000億ペソ)に達すると発表していた。

 パスクアル大臣は、「フィリピンが世界からの投資を誘致し、維持するためには、我々の戦略的取り組みが不可欠である。我々は、さまざまな分野にわたるビジネスの成長と発展を支援する環境づくりに取り組んでいる」と述べた。