サンミゲル、2028年の売上2兆4千億ペソと想定
5年間で6割増へ、純利益は2.2倍の1千億ペソ目標
2024/08/13
フィリピン最大(収入ベース)のコングロマリットであるサンミゲル(証券コード:SMC)のラモン・アン社長兼最高経営責任者(CEO)は、2028年に収入2兆4,000億ペソ、EBITDA(税前・償却前・利払い前利益)4,118億ペソ、純利益1,000億ペソを目指すと表明した。
下表のように、サンミゲルの2023年の収入は1兆4,667億ペソで財閥系複合企業の中でも断トツの規模であるが、5年間で64%増を目指す。同様に、EBITDAは2,063億ペソから倍増、純利益は447億ペソから2.2倍増を目標としている。
このような収益大幅増の実現のために、5年間での設備投資額を1兆4,000億ペソとする方針でもある。1兆4,000億ペソのうち1兆2,000億ペソはインフラ事業に充当する。具体的には、鉄道や道路網拡充、新国際空港建設、発電所の新増設などである。残りの2,000億ペソが食品や飲料事業に充当される。
財閥系複合企業の2023年の決算動向(単位:百万ペソ)
(出所:各社の年次報告書などより作成)
下表のように、サンミゲルの2023年の収入は1兆4,667億ペソで財閥系複合企業の中でも断トツの規模であるが、5年間で64%増を目指す。同様に、EBITDAは2,063億ペソから倍増、純利益は447億ペソから2.2倍増を目標としている。
このような収益大幅増の実現のために、5年間での設備投資額を1兆4,000億ペソとする方針でもある。1兆4,000億ペソのうち1兆2,000億ペソはインフラ事業に充当する。具体的には、鉄道や道路網拡充、新国際空港建設、発電所の新増設などである。残りの2,000億ペソが食品や飲料事業に充当される。
財閥系複合企業の2023年の決算動向(単位:百万ペソ)
企業名 | 財閥・総帥名 | 収入 | 増減率 | 純利益 | 増減率 | 帰属純利益 | 増減率 |
サンミゲル | サンミゲル | 1,446,703 | -4% | 44,699 | 67% | 198 | 黒字転換 |
SMインベストメンツ | SM | 616,252 | 11% | 106,185 | 26% | 76,989 | 25% |
JGサミット | ゴコンウェイ | 343,969 | 14% | 33,425 | 416% | 20,045 | 2,981% |
アボイティス エクイティ | アボイティス | 310,619 | 1% | 42,921 | 11% | 23,546 | -2% |
GTキャピタル | メトロバンク | 306,701 | 25% | 36,305 | 67% | 28,743 | 57% |
アヤラコーポレーション | アヤラ | 289,905 | 10% | 55,176 | 20% | 38,073 | 39% |
アライアンス グローバル | アンドリュー・タン | 211,200 | 15% | 30,300 | 20% | 19,600 | 21% |
ロペス ホールディングス | ロペス | 164,952 | -3% | 23,535 | 5% | 2,850 | -48% |
DMCIホールディングス | コンスンヒ | 122,829 | -14% | 36,837 | -24% | 24,722 | -20% |
LTグループ | ルシオ・タン | 115,299 | 14% | 34,016 | 11% | 25,421 | 1% |
フィルインベスト デベロップ | ゴティアヌン | 82,793 | 28% | 12,137 | 46% | 8,947 | 58% |
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