フィリピンは留学費用が最も安い国、1カ月当たり42万円

セブ45.5万円、バギオ37.1万円、最も高い国は米国で104万円

2024/08/26

 日本最大級の留学メディア/留学エージェント「School With(スクールウィズ)」を運営する株式会社スクールウィズ(本社:東京都渋谷区)は、8月22日、2024年度版の国別・留学費用の実態調査2024年度版の結果を発表した。その概要は以下のとおり。

 【全体】
 フィリピンの留学費用相場は1カ月あたり42.3万円で、アメリカの半分以下
 2024年8月現在、日本から各国に留学する場合の、1カ月あたりの費用相場(授業料、学校支払い諸費用、滞在費など含む)は以下のような結果となった。
 1カ月あたりの留学費用が最も高い国は米国で104.1万円。円安の影響により、留学費用は全体的に上昇しているが、なかでも欧米諸国は授業料も高く、費用が高額になる傾向がある。
 一方、フィリピンは留学費用が最も安く、1カ月あたり42.3万円。米国の半分以下であり、2番目に安いオーストラリアと比べても約20万円安いことがわかる。

 【フィリピン】
 人気のセブ島は43.5万円。比較的安いのはバギオで37.1万円
 近年人気が高まるセブ島は1カ月あたり43.5万円。また、地方都市ではさらに費用を抑えることができ、フィリピンのなかで比較的安いのはバギオで、1カ月あたり37.1万円。フィリピンは欧米に比べて物価が安く、授業料や滞在費を大幅に抑えることができる。近年日本からの留学先として人気が高まっている国の一つである。

 【オーストラリア】
 ブリスベンは63.9万円。国内60万円台で留学可能
 フィリピンに次いで留学費用が安いオーストラリアでは、ブリスベンは63.9万円、メルボルン64.8万円、シドニー66.6万円。オーストラリアは授業料が比較的安く、いずれの地域においても、1か月あたりの留学費用は60万円台に抑えられている。

 【米国】
 大都市ニューヨークは110.9万円。最安でも80万円超え
 米国では、ニューヨーク110.9万円、ボストン103.3万円、ロサンゼルス100.6万円など、大都市では1カ月あたり100万円前後の留学費用が必要。比較的相場が安い地域でも90万円前後であり、他の国と比べて圧倒的に留学費用が高い。

 【社会人留学や親子留学に人気のフィリピン留学】
 近年は大学生の留学だけでなく、社会人による働きながらの留学(リモートワーク留学)や、親子で一緒に渡航する親子留学など、さまざまな留学スタイルが登場し、より多くの人が留学のチャンスを得られるようになった。なかでも特に人気がある国はフィリピン。

 今回の調査からも明らかなように、フィリピンは留学費用が他国に比べて圧倒的に安く、日本との時差もほとんどないため、費用面や生活面でのメリットは大きい。さらに、語学学校ではマンツーマンレッスンを提供しているため、英語力向上のためにもおすすめしたい留学先といえる。今回の調査では平均費用として算出しているが、部屋タイプを1人部屋ではなく、3人部屋にするだけで費用はさらに抑えることが可能。