比トヨタ自動車、「Beyond Zero」ビジョンを展示

明日開幕の第9回フィリピン国際モーターショーにて

2024/10/23

 フィリピン最大の自動車イベントである「第9回フィリピン国際モーターショー(PIMS)」が、2024年10月24日~27日、マニラ首都圏パサイ市の世界貿易センターで開催される。PIMSは、フィリピン自動車工業会(CAMPI)などによって、隔年の9月~11月のいずれかに開催される。2020年は新型コロナ禍で中止を余儀なくされたことで、前回2022年の第8回PIMSは4年ぶりの開催となった。

 今回のテーマは「Dare. Drive. The Future Redefined(挑戦、加速、未来再定義)」で、先端自動車技術、最先端の車両モデル、画期的なコンセプトカーなどが展示される。17社(BMW、長安、チェリー、大宇、フォトン、フォード、ホンダ、現代、いすゞ、ジェトゥール、起亜、マツダ、MG、三菱、日産、スズキ、トヨタ)が出展する。

 トヨタ自動車のフィリピンでの製造・販売拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP、所在地:ラグナ州サンタロサ市トヨタ特別経済区)は第9回PIMSのトヨタブースにおいて、「Beyond Zero」を目指す革新的なソリューションの数々を展示する。

 トヨタブースでは、トヨタの電動化と脱炭素化に向けた取り組みを示す車両やモビリティソリューションが展示される。これには、東南アジアで初めて披露目されるコンセプトカーや、フィリピンではまだ紹介されていない電動車両が含まれる。また、ハイブリッド電気自動車(HEV)であるカローラクロス、ヤリスクロス、ゼニックスを試乗する機会も設けられる。

 トヨタブースが掲げるコンセプト「BEYOND ZERO」は、ゼロを越えてその先に進むという意味である。ゼロとはCO2排出量ゼロ、交通事故死傷者をゼロなど、クルマが関わる様々な社会課題に対してマイナスな部分をゼロにするという意味がある。そしてゼロにするだけでなく、プラスアルファの価値を提供していくことを「BEYOND ZERO、ゼロを越える」と表現している。