比のビール消費量、23年は世界22位に:キリン調査
22年の24位から上昇、消費3.4%増の169万キロリットル
2024/12/21
キリンホールディングスは、世界各国のビール協会などに対して独自に実施したアンケート調査と最新の海外資料に基づき計170の世界主要国及び各地域における2023年のビール消費量をまとめ、その結果を、12月19日に発表した。
それによると、2023年の世界のビール総消費量は前年比0.1%増の約1億8,793万キロリットル(kl)。新型コロナウイルス禍収束やインバウンドなどの経済回復によるものと推測される。東京ドームをジョッキに見立てると約152杯分に相当する。
国別では、中国が前年比(以下同様)ほぼ横這いながら21年連続で1位。日本は1.0%減で3年連続で順位を落とし11位。タイは前年比1.1%増加、6年ぶりに20位圏内に上昇し18位となった。ロシアに侵攻されているウクライナは、22年は25.7%減で27位へと急低下(21年は18位)したが、23年は8.3%増加し25位へと上昇した。
地域別では、アジア(前年比0.6%減)の構成比が32.0%(前年33.9%)へと低下したが、16年連続で第1位となった。ベトナム(13.8%減)、日本(1.0%)などが減少したことで、前年を下回った。地域別2位は欧州の25.8%、3位は中南米の19.7%、4位は北米の12.4%であった。
2023年のフィリピンの総消費量は3.4%増の168.8万kl(構成比0.9%)で22位となり、2022年の24位から2ランク上げた。手許の過去データによると、フィリピンは、1990年代は消費量上位25カ国常連であり、20位台前半まで上昇する時期もあった。2000年代に入ると順位が低下傾向となり、2008年に国別消費量第25位にランクされたのを最後に2015年まで25カ国番付圏外が続いた。
フィリピンは2016年に久々に25カ国番付にランクイン(24位)、2017年は一気に19位まで上昇、2018年16位、2019年は15位へと一段と上昇した。しかし、2020年は新型コロナウイルスパンデミックの影響で消費量が前年比34.2%急減、世界順位も25位へと急低下、2021年は27位まで低下した。そして、上記のように、2022年には24位、2023年は22位に再上昇という経緯を辿っている。
2023年についても、国内シェア90%以上のシェアを有するサンミゲル ブリュワリー(サンミゲルビール、キリンが約48%出資)の9カ月間の国内販売数量が前年同期比1%増の1億5,270万ケース、国内売上高が同3%増の991億ペソと堅調に推移している。
それによると、2023年の世界のビール総消費量は前年比0.1%増の約1億8,793万キロリットル(kl)。新型コロナウイルス禍収束やインバウンドなどの経済回復によるものと推測される。東京ドームをジョッキに見立てると約152杯分に相当する。
国別では、中国が前年比(以下同様)ほぼ横這いながら21年連続で1位。日本は1.0%減で3年連続で順位を落とし11位。タイは前年比1.1%増加、6年ぶりに20位圏内に上昇し18位となった。ロシアに侵攻されているウクライナは、22年は25.7%減で27位へと急低下(21年は18位)したが、23年は8.3%増加し25位へと上昇した。
地域別では、アジア(前年比0.6%減)の構成比が32.0%(前年33.9%)へと低下したが、16年連続で第1位となった。ベトナム(13.8%減)、日本(1.0%)などが減少したことで、前年を下回った。地域別2位は欧州の25.8%、3位は中南米の19.7%、4位は北米の12.4%であった。
2023年のフィリピンの総消費量は3.4%増の168.8万kl(構成比0.9%)で22位となり、2022年の24位から2ランク上げた。手許の過去データによると、フィリピンは、1990年代は消費量上位25カ国常連であり、20位台前半まで上昇する時期もあった。2000年代に入ると順位が低下傾向となり、2008年に国別消費量第25位にランクされたのを最後に2015年まで25カ国番付圏外が続いた。
フィリピンは2016年に久々に25カ国番付にランクイン(24位)、2017年は一気に19位まで上昇、2018年16位、2019年は15位へと一段と上昇した。しかし、2020年は新型コロナウイルスパンデミックの影響で消費量が前年比34.2%急減、世界順位も25位へと急低下、2021年は27位まで低下した。そして、上記のように、2022年には24位、2023年は22位に再上昇という経緯を辿っている。
2023年についても、国内シェア90%以上のシェアを有するサンミゲル ブリュワリー(サンミゲルビール、キリンが約48%出資)の9カ月間の国内販売数量が前年同期比1%増の1億5,270万ケース、国内売上高が同3%増の991億ペソと堅調に推移している。