商船三井の比商船大学、国土交通省の「機関承認校」に認定
自営のMMMA、優秀な船員育成、世界最高の安全品質目指す
2024/12/26
商船三井(本社:東京都港区)がフィリピンで運営している自営商船大学「MOLマグサイサイ・マリタイム・アカデミー(MMMA)」が、12月13日、国土交通省の「機関承認制度」における特定船員教育機関として認定された。
従来は、海外の船員養成機関を卒業した者が船員として日本籍船に乗るためには、国土交通省が実施する承認試験等に合格する必要がある。上記認定によりMMMAの航海科・機関科で所定のカリキュラムを修了・卒業し、比国の海技免状を取得した船員は、日本の承認試験等が免除され、日本籍船の船舶職員(船長・航海士または機関長・機関士)として乗ることが可能となる。
上記認定を取得するためには国土交通省の厳しい基準をクリアする必要があり、今回の認定は、MMMAの教育体制や訓練設備、学業成績などにおいて、その教育プログラムの質の高さと長期的な信頼が国土交通省から認められた証となる。ちなみに、2024年5月にコロナ禍以降5年ぶりに開催された、Philippine-Japan Manning Consultative Council主催の「フィリピン海事教育機関向け全国共通テスト」にMMMAとして初めて参加し、航海科・機関科ともに全国第2位の快挙を達成した。
なおMMMAは、カビテ州ダスマリーニャス市サリトラン(首都マニラから南に約30km)において、マグサイサイ マリタイム社と共同で運営されている。2018年春にフィリピン高等教育庁から正式な開学認可を取得し、同年8月に開校した。マグサイサイ マリタイム社はフィリピン最大級の船員配乗会社で商船三井のフィリピンでのパートナーである。1997年には、船員配乗会社「マグサイサイ MOL マリタイム」を共同で設立した。
世界の海上輸送量が増加している中、安全な輸送サービスを提供していく上で優秀な船員の確保の重要度も増してきている。また、フィリピン人船員は当社グループの乗組員の中核を担っており、船舶の運航技術が高度化する中、安全な輸送サービスを提供していくうえで更なる活躍が期待されている。商船三井グループは、今後もMMMAにおける4年間の徹底した訓練と基礎教育を通じて、即戦力となる優秀な船員を継続的に育成する。
<商船大学MMMAの概要>
学校名:MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.(4年制の商船大学、全寮制)
建設地:カビテ州ダスマリーニャス市サリトラン(首都マニラから南に約30km)
規模:敷地面積 約13.2ヘクタール(東京ドーム約2.8個分)、建物延床面積 約3万平米
校舎:RC造(地上5階建)
その他:宿舎1棟(地上3階建)、教室棟1棟(地上3階建)、疑似訓練船(RC造5階建)複合棟(一部3階建)
設計・施工:三井住友建設
学生数:1学年あたり最大300名(航海科、機関科各々で150名)
従来は、海外の船員養成機関を卒業した者が船員として日本籍船に乗るためには、国土交通省が実施する承認試験等に合格する必要がある。上記認定によりMMMAの航海科・機関科で所定のカリキュラムを修了・卒業し、比国の海技免状を取得した船員は、日本の承認試験等が免除され、日本籍船の船舶職員(船長・航海士または機関長・機関士)として乗ることが可能となる。
上記認定を取得するためには国土交通省の厳しい基準をクリアする必要があり、今回の認定は、MMMAの教育体制や訓練設備、学業成績などにおいて、その教育プログラムの質の高さと長期的な信頼が国土交通省から認められた証となる。ちなみに、2024年5月にコロナ禍以降5年ぶりに開催された、Philippine-Japan Manning Consultative Council主催の「フィリピン海事教育機関向け全国共通テスト」にMMMAとして初めて参加し、航海科・機関科ともに全国第2位の快挙を達成した。
なおMMMAは、カビテ州ダスマリーニャス市サリトラン(首都マニラから南に約30km)において、マグサイサイ マリタイム社と共同で運営されている。2018年春にフィリピン高等教育庁から正式な開学認可を取得し、同年8月に開校した。マグサイサイ マリタイム社はフィリピン最大級の船員配乗会社で商船三井のフィリピンでのパートナーである。1997年には、船員配乗会社「マグサイサイ MOL マリタイム」を共同で設立した。
世界の海上輸送量が増加している中、安全な輸送サービスを提供していく上で優秀な船員の確保の重要度も増してきている。また、フィリピン人船員は当社グループの乗組員の中核を担っており、船舶の運航技術が高度化する中、安全な輸送サービスを提供していくうえで更なる活躍が期待されている。商船三井グループは、今後もMMMAにおける4年間の徹底した訓練と基礎教育を通じて、即戦力となる優秀な船員を継続的に育成する。
<商船大学MMMAの概要>
学校名:MOL Magsaysay Maritime Academy Inc.(4年制の商船大学、全寮制)
建設地:カビテ州ダスマリーニャス市サリトラン(首都マニラから南に約30km)
規模:敷地面積 約13.2ヘクタール(東京ドーム約2.8個分)、建物延床面積 約3万平米
校舎:RC造(地上5階建)
その他:宿舎1棟(地上3階建)、教室棟1棟(地上3階建)、疑似訓練船(RC造5階建)複合棟(一部3階建)
設計・施工:三井住友建設
学生数:1学年あたり最大300名(航海科、機関科各々で150名)
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