アイ ピー エス、アジア国際海底ケーブル建設を構想
日本~フィリピン~シンガポール:主要成長戦略の一環
2024/12/27
情報通信事業などを展開する株式会社アイ ピー エス(IPS、本社:東京都中央区)の業績が順調に推移している。
IPSの2024年3月期の売上高は前期比(以下同様)14%増の141億1,700万円、営業利益は18%増の38億9,400万円、純利益は24%増の28億3,500万円に達している。中期3カ年計画の最終年度の2027年3月期の売上高は234億円、営業利益は60億5,000万円と想定している。
このような成長の牽引役は、フィリピンを中心とする国際通信事業である。フィリピンでの通信事業は、2015年に出資したInfiniVAN, Inc.(インフィニVAN、所在地:タギグ市BGC)を通して展開されている。インフィニVANは2016年に制定されたフィリピン共和国法第10898号によりフィリピン国内で通信事業を営むことができる権利(フランチャイズ)を有する通信事業者である。固定通信のほか、無線通信サービスも提供することができる。また、フィリピン国家通信委員会より5G周波数割り当ても受けている。現在の主要な事業は、ルソン島のマニラ首都圏での法人向けインターネット接続サービス(ISP)、およびミンダナオ島・パナイ島における光ファイバー通信回線の敷設による、地域通信事業者・CATV事業者へのインフラ提供などである。
IPSは過去最大の投資案件として、2022年7月よりインフィニVANを通じて、フィリピンの通信企業グローブ テレコム(証券コード:GLO)とイースタンテレコミュ二ケーションズ フィリピン(イースタンテレコム)と共同で、フィリピン国内海底ケーブルシステム(PDSCN)の建設を開始、2023年12月に完成した。すなわち、既存大手通信事業者と遜色のないネットワークが完成し、ハイパースケール事業者、CATV事業者、地方の通信事業者、地方の法人向け等への通信サービスの提供が全国規模で可能となった。
IPSは主な成長戦略として、国際通信事業においては、国際通信回線C2Cとフィリピン国内海底ケーブルネットワーク(PDSCN)を組み合わせ、地方の通信事業者やCATV事業者、政府・自治体向け等フィリピン全土にサービスを展開と掲げている。法人向けインターネット接続サービスは2023年に約1,000件の課金顧客数を、2026年には4,500件に拡大させる方針。また、日本~フィリピン~シンガポールを結ぶアジア国際海底ケーブルの建設も構想している。
IPSの2024年3月期の売上高は前期比(以下同様)14%増の141億1,700万円、営業利益は18%増の38億9,400万円、純利益は24%増の28億3,500万円に達している。中期3カ年計画の最終年度の2027年3月期の売上高は234億円、営業利益は60億5,000万円と想定している。
このような成長の牽引役は、フィリピンを中心とする国際通信事業である。フィリピンでの通信事業は、2015年に出資したInfiniVAN, Inc.(インフィニVAN、所在地:タギグ市BGC)を通して展開されている。インフィニVANは2016年に制定されたフィリピン共和国法第10898号によりフィリピン国内で通信事業を営むことができる権利(フランチャイズ)を有する通信事業者である。固定通信のほか、無線通信サービスも提供することができる。また、フィリピン国家通信委員会より5G周波数割り当ても受けている。現在の主要な事業は、ルソン島のマニラ首都圏での法人向けインターネット接続サービス(ISP)、およびミンダナオ島・パナイ島における光ファイバー通信回線の敷設による、地域通信事業者・CATV事業者へのインフラ提供などである。
IPSは過去最大の投資案件として、2022年7月よりインフィニVANを通じて、フィリピンの通信企業グローブ テレコム(証券コード:GLO)とイースタンテレコミュ二ケーションズ フィリピン(イースタンテレコム)と共同で、フィリピン国内海底ケーブルシステム(PDSCN)の建設を開始、2023年12月に完成した。すなわち、既存大手通信事業者と遜色のないネットワークが完成し、ハイパースケール事業者、CATV事業者、地方の通信事業者、地方の法人向け等への通信サービスの提供が全国規模で可能となった。
IPSは主な成長戦略として、国際通信事業においては、国際通信回線C2Cとフィリピン国内海底ケーブルネットワーク(PDSCN)を組み合わせ、地方の通信事業者やCATV事業者、政府・自治体向け等フィリピン全土にサービスを展開と掲げている。法人向けインターネット接続サービスは2023年に約1,000件の課金顧客数を、2026年には4,500件に拡大させる方針。また、日本~フィリピン~シンガポールを結ぶアジア国際海底ケーブルの建設も構想している。
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