日本での国際電話詐欺、フィリピンからの着信が第3位に
2025/01/04
特殊詐欺やフィッシング詐欺の対策サービスを提供するトビラシステムズ株式会社(本社:愛知県名古屋市)は、2024年12月27日、11月に同社調査で確認された詐欺電話や詐欺SMSに関する独自調査レポートを公開した(調査期間:2024年11月1日~11月30日)。その概要は以下のとおり。
1.詐欺電話レポート
・迷惑電話番号の割合は国際電話が5割超
2024年11月に新たにトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された番号の種別割合は、国際電話番号が54.5%(前月比−12.4%)で前月から減少したものの、全体では依然高水準で推移している。特定IP電話番号(050番号)、固定電話番号、携帯電話番号の割合は横ばい傾向で推移している。
・国際電話詐欺で通信事業者や官公庁を装う自動音声ガイダンスが多発
トビラシステムズの調査で、2024年11月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位からアメリカ合衆国やカナダなどの北米地域、国際フリーフォン、フィリピン、イギリス、コンゴ民主共和国であった。
国際電話による詐欺では、実在の企業をかたり架空の未納料金を請求する架空料金請求詐欺や、官公庁をかたるオレオレ詐欺などが発生している。特に、事業者などを名乗り「未納料金がある」、「担当者につなぐ場合は○番を押してください」など、ダイヤル操作を指示する自動音声ガイダンスが流れる事例が多発している。指示に従うと有人オペレーターにつながり、詐欺被害に巻き込まれるおそれがある。
<自動音声ガイダンスを使った詐欺の事例>
・NTTファイナンスを名乗り「未納料金があるので法的措置を取る」と自動音声が流れた
・総務省監視管理室を名乗り「2時間後に電話を利用停止する」と自動音声が流れ、ダイヤルボタンのプッシュを誘導された
・入国管理局を名乗り「緊急の書類の1つが期限切れになりそうです」と日本語と中国語で自動音声が流れた
2.詐欺SMSレポート
・宅配事業者をかたるSMSが6割、最多の状況続く
トビラシステムズの調査で、2024年11月に確認されたフィッシング詐欺のSMSの種別割合は、前月に続き宅配事業者をかたる手口が最多の64.9%となった。金融・決済サービスをかたる手口は前月より増加し25.3%、その他の事業者をかたる手口は9.6%となった。
・銀行やクレジットカード、消費者金融をかたるSMSも発生
銀行やクレジットカード会社など、金融機関のブランド名を悪用したSMSも発生した。「三菱UFJ銀行」や「JCB」をかたるSMSが多発したほか、11月24日~30日にかけては「広島銀行」をかたるSMSが集中的に発生した。また、消費者金融の「アイフル」をかたるSMSも発生した。金融機関以外では、「東京電力」をかたるSMSの発生が長期間にわたって続いている。
3.アルバイト勧誘の不審なSMS急増、冬休みに注意
アルバイトの勧誘に関する不審なSMSが多発している。11月から12月にかけて「スマホを使った仕事」、「日給4万円」などと記載された不審なSMSの急増が確認されている。このようなSMSに返信すると、特殊詐欺などの犯罪被害に巻き込まれたり、犯罪の実行役を集める「闇バイト」に勧誘されたりする可能性がある。
<詐欺SMSの対策>
・身に覚えのないメールやSMSが届いた場合、文面に添付されたURLに触らない
・日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークしたサイトから情報を確認
・迷惑SMS対策サービスを活用し、フィッシング詐欺などの不審なSMSを自動で遮断
なおトビラシステムズは、テクノロジーで社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供している。詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築し、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」は、固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開し月間約1,500万人が利用しているとのことである。
1.詐欺電話レポート
・迷惑電話番号の割合は国際電話が5割超
2024年11月に新たにトビラシステムズの迷惑電話番号データベースに登録された番号の種別割合は、国際電話番号が54.5%(前月比−12.4%)で前月から減少したものの、全体では依然高水準で推移している。特定IP電話番号(050番号)、固定電話番号、携帯電話番号の割合は横ばい傾向で推移している。
・国際電話詐欺で通信事業者や官公庁を装う自動音声ガイダンスが多発
トビラシステムズの調査で、2024年11月に着信件数が多かった国際電話の国番号は、上位からアメリカ合衆国やカナダなどの北米地域、国際フリーフォン、フィリピン、イギリス、コンゴ民主共和国であった。
国際電話による詐欺では、実在の企業をかたり架空の未納料金を請求する架空料金請求詐欺や、官公庁をかたるオレオレ詐欺などが発生している。特に、事業者などを名乗り「未納料金がある」、「担当者につなぐ場合は○番を押してください」など、ダイヤル操作を指示する自動音声ガイダンスが流れる事例が多発している。指示に従うと有人オペレーターにつながり、詐欺被害に巻き込まれるおそれがある。
<自動音声ガイダンスを使った詐欺の事例>
・NTTファイナンスを名乗り「未納料金があるので法的措置を取る」と自動音声が流れた
・総務省監視管理室を名乗り「2時間後に電話を利用停止する」と自動音声が流れ、ダイヤルボタンのプッシュを誘導された
・入国管理局を名乗り「緊急の書類の1つが期限切れになりそうです」と日本語と中国語で自動音声が流れた
2.詐欺SMSレポート
・宅配事業者をかたるSMSが6割、最多の状況続く
トビラシステムズの調査で、2024年11月に確認されたフィッシング詐欺のSMSの種別割合は、前月に続き宅配事業者をかたる手口が最多の64.9%となった。金融・決済サービスをかたる手口は前月より増加し25.3%、その他の事業者をかたる手口は9.6%となった。
・銀行やクレジットカード、消費者金融をかたるSMSも発生
銀行やクレジットカード会社など、金融機関のブランド名を悪用したSMSも発生した。「三菱UFJ銀行」や「JCB」をかたるSMSが多発したほか、11月24日~30日にかけては「広島銀行」をかたるSMSが集中的に発生した。また、消費者金融の「アイフル」をかたるSMSも発生した。金融機関以外では、「東京電力」をかたるSMSの発生が長期間にわたって続いている。
3.アルバイト勧誘の不審なSMS急増、冬休みに注意
アルバイトの勧誘に関する不審なSMSが多発している。11月から12月にかけて「スマホを使った仕事」、「日給4万円」などと記載された不審なSMSの急増が確認されている。このようなSMSに返信すると、特殊詐欺などの犯罪被害に巻き込まれたり、犯罪の実行役を集める「闇バイト」に勧誘されたりする可能性がある。
<詐欺SMSの対策>
・身に覚えのないメールやSMSが届いた場合、文面に添付されたURLに触らない
・日頃利用するサービスは、公式アプリやブックマークしたサイトから情報を確認
・迷惑SMS対策サービスを活用し、フィッシング詐欺などの不審なSMSを自動で遮断
なおトビラシステムズは、テクノロジーで社会課題の解決を目指し、特殊詐欺やフィッシング詐欺、グレーゾーン犯罪撲滅のためのサービスを提供している。詐欺電話・詐欺SMS等の情報を収集・調査してデータベースを構築し、自動でフィルタリングする「迷惑情報フィルタサービス」は、固定電話、モバイル、ビジネス向けに展開し月間約1,500万人が利用しているとのことである。
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