ミネベアミツミ、セブでアナログ半導体50%増産へ

「グローバルサウス未来志向型共創等事業」採択案件

2025/01/22

 ミネベアミツミ(本社:東京都港区)の100%子会社ミツミ電機は、フィリピン子会社セブ ミツミとともに、アナログ半導体後工程(パッケージ)の生産革新実証事業を実施する。

 この生産革新実証事業は経済産業省の「グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証ASEAN加盟国)」採択事業であり、実施期間は2025年1月~2028年1月まで。フィリピンのセブ ミツミ内に最先端の半導体薄型パッケージ用高生産性ラインを構築し、増産対応とコストダウンを実現する。投資総額は105億円を予定する。期待される効果は以下の通り。

・設備自動化、プロセス清流化等の生産革新により月産50百万個(現行比1.5倍)の生産能力拡大を実現する。
・日本とフィリピンにおいて生産能力拡大とコスト競争力強化を両立させ、サプライチェーンを強靭化させるとともに、海外への委託生産をフィリピン自社工場へ移管し経済安全保障上のリスク低減を図る。