外貨建て国債32.9億ドル発行、米ドル建てとユーロ建て
2月4日決済、22.5億ドルと10億ユーロ(10.4億ドル)調達へ
2025/01/26
フィリピン財務局(BTr)は、1月24日、同時に発行される米ドル建て国債とユーロ建て国債の発行条件を発表した。発行額は合計32億9,000万米ドル相当で、発行日は2月4日と予定されている。
米ドル建て国債は10年物および25年物の持続可能性債(サステナビリティ債)で、発行額は計22億5,000万米ドル。10年物の利回りは、ベンチマークとなる米国国債の利回りに対して90ベーシスポイント(bps)のスプレッドで設定され、初期価格指針の120bpsから30bps縮小した。25年物の利回りは5.9%で、こちらも初期価格指針の約6.1%から低下した。なお、フィリピン政府は2024年5月に10年物と25年物の米ドル建て国債を発行して20億米ドルを調達し、同年8月には5年半物、10年半物および25年物の環境国債を発行して25億米ドルを調達している。
一方、ユーロ建て国債は7年物のサステナビリティ債で、発行額は10億ユーロ(約10億4,000万米ドル)。価格はミッドスワップ+125bpsで設定され、初期価格指針のミッドスワップ+160bpsから35bps縮小した。フィリピン政府によるユーロ建て債の発行は2021年4月以来、約4年ぶりとなる。
フィリピン政府は2025年に総額2兆5,500億ペソの資金を調達する方針を掲げており、調達比率は国内80%、海外20%と想定している。海外での調達は主に外貨建て国債発行が中心となり、2025年の外貨建て国債発行額は35億米ドル相当と見込まれている。
米ドル建て国債は10年物および25年物の持続可能性債(サステナビリティ債)で、発行額は計22億5,000万米ドル。10年物の利回りは、ベンチマークとなる米国国債の利回りに対して90ベーシスポイント(bps)のスプレッドで設定され、初期価格指針の120bpsから30bps縮小した。25年物の利回りは5.9%で、こちらも初期価格指針の約6.1%から低下した。なお、フィリピン政府は2024年5月に10年物と25年物の米ドル建て国債を発行して20億米ドルを調達し、同年8月には5年半物、10年半物および25年物の環境国債を発行して25億米ドルを調達している。
一方、ユーロ建て国債は7年物のサステナビリティ債で、発行額は10億ユーロ(約10億4,000万米ドル)。価格はミッドスワップ+125bpsで設定され、初期価格指針のミッドスワップ+160bpsから35bps縮小した。フィリピン政府によるユーロ建て債の発行は2021年4月以来、約4年ぶりとなる。
フィリピン政府は2025年に総額2兆5,500億ペソの資金を調達する方針を掲げており、調達比率は国内80%、海外20%と想定している。海外での調達は主に外貨建て国債発行が中心となり、2025年の外貨建て国債発行額は35億米ドル相当と見込まれている。
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