レクサス、比高級車市場で2年連続の首位に

24年の販売23%増の2,263台、2位BMW815台に大差

2025/02/12

 フィリピン自動車工業会(CAMPI)とトラック工業会(TMA)データなどによると、2024年のフィリピンの高級車(プレミアム・オートモービル)市場で、レクサスが2年連続で首位となった。

 2024年のレクサス販売台数は前年比(以下同様)22.8%増の2,263台、高級車市場で断トツであった。続いてBMWが前年比28.8%減の815台で2年連続での第2位となった。メルセデス・ベンツは15.4%減の737台(トラック除く)で3年連続3位となった。ビッグ3のうち、BMWとメルセデス・ベンツが販売台数を二桁減少させる中、レクサスは二桁増加、2位以下に大差をつける結果となった。

 2023年は、レクサスの販売台数が114%増(約2.1倍)の1,843台へと急増、一気に首位へと浮上した。第2位はBMWで1.4%減の1,144台、第3位はメルセデス・ベンツで18%増の871台であった。

 なお、フィリピンにおけるレクサス車販売会社である「レクサス・マニラ」が、2025年1月に開業16周年を迎えた。「レクサス・マニラ」は、トヨタ自動車のフィリピン拠点であるトヨタモーター フィリピン(TMP)と三井物産との合弁企業であり、出資比率はTMP75%、三井物産25%。2009年1月14日の開業以来、多くのセダン、SUV、クーペ、ハイブリッド車、電動車を投入、高級車市場でBMW、メルセデス・ベンツと3強を形成するに至っている。