比ヤクルトの販売好調、24年は10.1%増で過去最高
1日405万3千本で海外市場第3位、伸び率も第3位に
2025/02/17
2月14日に発表されたヤクルト本社の決算発表補足資料などによると、2024年1月1日~12月31日におけるヤクルト フィリピン(比ヤクルト、本社マニラ首都圏マニラ市)の1日当り(以下同様)販売数量(速報値)は前年比(以下同様)10.1%増の405万3千本(前年368万1千本)に達し、2022年の過去最高記録(377万7千本)を2年ぶりに更新した。
海外市場においては、インドネシアの581万4千本、中国本土の443万9千本に次ぐ世界第3位となった。前年比伸び率に関しても、ベトナムの19.9%増、マレーシアの11.1%増に次ぐ第3位である。アジア・オセアニア全体では2.0%減の2,193万3千本と伸び悩むなか、フィリピンは好調に推移した
比ヤクルトの1日平均販売数量は、2011年から2019年まで9年連続で増加、そのうち2014年から2018年までは5年連続の二桁増加という成長を見せた。2007年に1日当たり販売本数は100万3千本と100万本の大台突破、2015年に同213万9千本で200万本突破、2018年は同300万本台突破と順調に拡大してきている。2020年は世界的な新型コロナパンデミックで10年連続の増加はならなかったが、小幅減少にとどまった。そして、2021年は同16.8%増の353万9千本、2022年は同6.7%増の377万7千本と2年連続で過去最高記録を更新するに至った。2023年はその反動で小幅減となったが、2024年は400万本台を突破、2年ぶりに過去最高を更新した。
ヤクルト本社が40%出資するヤクルト フィリピン(持分法適用会社)は、2023年10月に事業開始45周年を迎えた。比ヤクルトは1977年5月25日に設立され、翌1978年10月に事業を開始。ルソン島南部のラグナ州カランバ市にあるカランバ工場(第1工場)で「ヤクルト」の生産を開始し、現在は「ヤクルト」および「ヤクルトライト」の生産を行っている。2023年末の従業員数は1,450人、ヤクルトレディは4,173人、取引店は10万5,989店。
日本と同基準の厳しい品質管理のもとで製造された「ヤクルト」類は、1本20円台という低価格で販売されている。「ヤクルト」は、医薬品を購入する余裕のない低所得層にとって安価な栄養食品であり、庶民の強い味方として高い知名度を誇る。
2024年5月には、フィリピンヤクルト第2工場(ヤクルトエルサルバドール製造株式会社)が稼働した。第2工場はミンダナオ島北部のミサミス・オリエンタル州エルサルバドール市に位置しており、ミンダナオ島以南およびビサヤ地方における、市場深耕による需要増加に対応していく。当初の生産能力は1日138万本、設備増強後の最大生産能力は1日276万本となる見込み。すなわち、フル稼働時には比ヤクルト全体で同746万本(第1工場470万本、第2工場276万本)まで拡大する見込みである。このミンダナオ島での第2工場の稼働により、新たな飛躍が期待される。
ヤクルトフィリピンの1日当たり売上数量推移(単位:千本、伸び率は前年比)
(出所:ヤクルト本社決算発表補足資料などから作成)
24年年間のヤクルト海外乳製品1日当たりの売上数量(単位:千本/日)
(出所:ヤクルト本社の連結決算発表補足資料より)
海外市場においては、インドネシアの581万4千本、中国本土の443万9千本に次ぐ世界第3位となった。前年比伸び率に関しても、ベトナムの19.9%増、マレーシアの11.1%増に次ぐ第3位である。アジア・オセアニア全体では2.0%減の2,193万3千本と伸び悩むなか、フィリピンは好調に推移した
比ヤクルトの1日平均販売数量は、2011年から2019年まで9年連続で増加、そのうち2014年から2018年までは5年連続の二桁増加という成長を見せた。2007年に1日当たり販売本数は100万3千本と100万本の大台突破、2015年に同213万9千本で200万本突破、2018年は同300万本台突破と順調に拡大してきている。2020年は世界的な新型コロナパンデミックで10年連続の増加はならなかったが、小幅減少にとどまった。そして、2021年は同16.8%増の353万9千本、2022年は同6.7%増の377万7千本と2年連続で過去最高記録を更新するに至った。2023年はその反動で小幅減となったが、2024年は400万本台を突破、2年ぶりに過去最高を更新した。
ヤクルト本社が40%出資するヤクルト フィリピン(持分法適用会社)は、2023年10月に事業開始45周年を迎えた。比ヤクルトは1977年5月25日に設立され、翌1978年10月に事業を開始。ルソン島南部のラグナ州カランバ市にあるカランバ工場(第1工場)で「ヤクルト」の生産を開始し、現在は「ヤクルト」および「ヤクルトライト」の生産を行っている。2023年末の従業員数は1,450人、ヤクルトレディは4,173人、取引店は10万5,989店。
日本と同基準の厳しい品質管理のもとで製造された「ヤクルト」類は、1本20円台という低価格で販売されている。「ヤクルト」は、医薬品を購入する余裕のない低所得層にとって安価な栄養食品であり、庶民の強い味方として高い知名度を誇る。
2024年5月には、フィリピンヤクルト第2工場(ヤクルトエルサルバドール製造株式会社)が稼働した。第2工場はミンダナオ島北部のミサミス・オリエンタル州エルサルバドール市に位置しており、ミンダナオ島以南およびビサヤ地方における、市場深耕による需要増加に対応していく。当初の生産能力は1日138万本、設備増強後の最大生産能力は1日276万本となる見込み。すなわち、フル稼働時には比ヤクルト全体で同746万本(第1工場470万本、第2工場276万本)まで拡大する見込みである。このミンダナオ島での第2工場の稼働により、新たな飛躍が期待される。
ヤクルトフィリピンの1日当たり売上数量推移(単位:千本、伸び率は前年比)
年 | 15年 | 16年 | 17年 | 18年 | 19年 | 20年 | 21年 | 22年 | 23年 | 24年 |
数量 | 2,139 | 2,449 | 2,762 | 3,088 | 3,196 | 3,030 | 3,539 | 3,777 | 3,681 | 4,053 |
伸び率 | 14.0% | 14.5% | 12.8% | 11.8% | 3.5% | -5.3% | 16.8% | 6.7% | -2.6% | 10.1% |
24年年間のヤクルト海外乳製品1日当たりの売上数量(単位:千本/日)
国名 | 連結 区分 |
2024年1月~12月(速報値) | |
売上数量 | 前年比伸び率 | ||
フィリピン | 持分法 | 4,053 | 10.1% |
台湾 | 持分法 | 648 | 3.7% |
香港 | 連結 | 306 | -8.0% |
タイ | 持分法 | 2,088 | -2.2% |
韓国 | 持分法 | 2,078 | -4.8% |
シンガポール | 連結 | 215 | -3.1% |
インドネシア | 連結 | 5,814 | -8.7% |
オーストラリア | 連結 | 362 | 6.9% |
マレーシア | 連結 | 447 | 11.1% |
ベトナム | 連結 | 1,245 | 19.9% |
インド | 連結 | 217 | -2.7% |
中東 | 連結 | 19 | 5.7% |
ミャンマー | 連結 | - | - |
中国 | 連結 | 4,439 | -7.6% |
アジア・オセアニア計 (連 結 合 計) |
21,933 | -2.0% | |
13,065 | -5.0% | ||
ブラジル | 連結 | 1,312 | -0.4% |
メキシコ | 連結 | 3,958 | 3.1% |
米国 | 連結 | 699 | 5.3% |
米州計 | 5,968 | 2.6% | |
ヨーロッパ計 | 661 | 7.6% | |
合 計 (連 結 合 計) |
28,562 | -0.8% | |
19,694 | -2.4% |