1ドル=62ペソまで下落し最安値更新の可能性、BofA指摘
BSPの緩和継続の動き等で過去最安値59ペソを大幅更新と予想
2025/03/05
ペソ対米ドルレートの最安値は1米ドル=59.00ペソ。これまで、2022年10月3日、10日、13日、17日、2024年11月21日、26日、12月19日と計7回記録しているが、フィリピン中央銀行(BSP)の介入もあって、60ペソ台への下落には至っていない。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチはこのほど、「2025年には、フィリピンの金融政策の緩和姿勢や金融システムの流動性増加が影響し、ペソは過去最安値を更新し1米ドル=62ペソまで下落する可能性がある。金融環境の緩和を望む政策スタンスは、ペソにとって依然としてネガティブな要因である」とのレポートを発表した。
BofAグローバル・リサーチは、「BSPは、2月13日開催の2025年第1回の金融政策会合において、政策金利を据え置いたものの、今後の金融緩和の可能性を示唆するハト派的なガイダンスを維持している。2月21日には、各金融機関に課している預金準備率(RRR)の追加引き下げという非金利型緩和策を決定、大規模な流動性供給を実施する。このような緩和スタンスがペソにとって弱気材料になる」と説明している。
ちなみに今回のRRR引き下げにおいては、拡大商業銀行・商業銀行(U/KBs)およびノンバンク金融機関は2.0%引き下げられ5.0%、デジタルバンクは1.5%引き下げられ2.5%、貯蓄銀行(TBs)は1.0%引き下げられ0.0%となる。地域銀行・協同組合銀行(RCBs)はすでに0.0%となっている。新RRRは2025年3月28日から始まる準備週から発効となる。
このような状況のなか、BofAは、ペソは2025年第1四半期に1米ドル=61ペソに下落、第2四半期と第3四半期には1米ドル=62ペソまで下落する可能性があると見ている。 第4四半期にも1米ドル=61ペソに下落する場面があると予想している。
近年のペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
(出所:フィリピン銀行協会資料より作成)
バンク・オブ・アメリカ(BofA)グローバル・リサーチはこのほど、「2025年には、フィリピンの金融政策の緩和姿勢や金融システムの流動性増加が影響し、ペソは過去最安値を更新し1米ドル=62ペソまで下落する可能性がある。金融環境の緩和を望む政策スタンスは、ペソにとって依然としてネガティブな要因である」とのレポートを発表した。
BofAグローバル・リサーチは、「BSPは、2月13日開催の2025年第1回の金融政策会合において、政策金利を据え置いたものの、今後の金融緩和の可能性を示唆するハト派的なガイダンスを維持している。2月21日には、各金融機関に課している預金準備率(RRR)の追加引き下げという非金利型緩和策を決定、大規模な流動性供給を実施する。このような緩和スタンスがペソにとって弱気材料になる」と説明している。
ちなみに今回のRRR引き下げにおいては、拡大商業銀行・商業銀行(U/KBs)およびノンバンク金融機関は2.0%引き下げられ5.0%、デジタルバンクは1.5%引き下げられ2.5%、貯蓄銀行(TBs)は1.0%引き下げられ0.0%となる。地域銀行・協同組合銀行(RCBs)はすでに0.0%となっている。新RRRは2025年3月28日から始まる準備週から発効となる。
このような状況のなか、BofAは、ペソは2025年第1四半期に1米ドル=61ペソに下落、第2四半期と第3四半期には1米ドル=62ペソまで下落する可能性があると見ている。 第4四半期にも1米ドル=61ペソに下落する場面があると予想している。
近年のペソ対米ドルレートの動き(年末値/月末値)
時期 | 年末・月末値 | 上昇率 |
2017年 | 49.930ペソ | -0.42% |
2018年 | 52.580ペソ | -5.04% |
2019年 | 50.635ペソ | 3.84% |
2020年 | 48.023ペソ | 5.44% |
2021年 | 50.999ペソ | -5.84% |
2022年 | 55.755ペソ | -8.53% |
2023年 | 55.370ペソ | 0.70% |
2024年 | 57.845ペソ | -4.28% |
2025年 1月末 | 58.365ペソ | -0.89% |
2月末 | 57.995ペソ | 0.64% |
2025年 1-2月 | - | -0.26% |
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