フィリピン・英国共同枠組み締結、幅広い分野で協力強化へ

2025/03/10

 フィリピンと英国は3月9日、防衛や貿易など幅広い分野での協力強化を目的とした「フィリピン・英国共同枠組み(Philippines-UK Joint Framework)」を締結した。協定はエンリケ・マナロ外務大臣とフィリピンを訪問中の英国のデービッド・ラミー外務大臣がタギグ市で署名した。

 英国はフィリピンの主要投資国の一つであり、2021年のパートナーシップ開始以来、両国の貿易総額は29億ポンド(約2,200億ペソ)に達している。協定に基づき、防衛・安全保障、貿易、科学技術、気候変動対策などの分野で協力を強化する。マナロ外相は、「英国との関係をさらに発展させ、実践的な連携を進める」と述べた。

 両国は年内に防衛、海洋、環境などの分野別対話を開催し、さらなる協力を進める計画である。また、英国との訪問軍地位協定(VFA)締結の可能性について、マナロ外相は「具体的な合意はまだないが、今後の検討対象となる可能性がある」と述べた。フィリピンと英国は、今後も地域の安定と経済発展に向けた協力を強化していく方針である。