セブ航空、第1四半期乗客数26%増の695万人

3月は19%増の221万人、座席利用率81.4%

2025/04/16

 格安航空(LCC)最大手であるセブ航空(ブランド名:セブ パシフィック航空、証券コード:CEB)の4月15日発表によると、2025年3月の乗客数は18.9%増の220万9,000人だったと発表した。座席利用率は81.4%と前年同月の81.6%から0.2%ポイント低下した。

 乗客数220万9,000人のうち、国内線旅客は20.2%増の165万8,000人、国際線旅客は15.2%増の55万1,000人。座席数は19.2%増の271万3,000席。航空需要の拡大、CEBの航空ネットワークの拡充や提供座席数の拡大などにより、乗客数が二桁増加した。

 2025年第1四半期(1-3月)では、乗客数は前年同期比26.3%増の695万人(国内線517万8,000人、国際線177万2,000人)。座席数は24.8%増の818万5,000席、座席利用率は84.9%と前年同期の83.9%を1.0pts上回った。

 国内線ネットワーク37都市、国際線ネットワーク26都市を運航している。現在の保有機数は99機で、前年同期の87機を上回った。平均機齢も世界で最も若い航空会社の一つである。

 セブ・パシフィック航空の乗客数・客席数・稼働率の推移(CEBGOも含む)
項目 3月 伸び率 1~3月 伸び率
2024年 2025年 2024年 2025年
乗客数(千人) 1,858 2,209 18.9% 5,503 6,950 26.3%
座席数(千席) 2,276 2,713 19.2% 6,557 8,185 24.8%
座席利用率 81.6% 81.4% -0.2pt 83.9% 84.9% +1.0pt
稼働キロ数(RPK、千km) 1,949 2,313 18.7% 5,942 7,394 24.4%
座席キロ数(ASK、千km) 2,411 2,961 22.8% 7,263 8,935 23.0%
便数 12,699 14,606 15.0% 36,606 44,314 21.1%
機体数(月/期末現在) 87 99 13.8% 87 99 13.8%
(出所:セブ・パシフィック航空資料より作成、CEBGO:旧タイガーエア・フィリピンズ)

 
乗客数・座席数・利用率の推移(CEBGO含む)
2017年 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年
乗客数(万人) 1,975 2,028 2,247 503 341 1,485 2,087 2,454
座席数(万席) 2,349 2,391 2,601 662 563 1,972 2,484 2,909
座席利用率 84.0% 84.8% 86.4% 75.9% 60.6% 75.3% 84.0% 84.4%
 (出所:セブ・パシフィック航空の統計より作成)