無印良品、25日マカティ市に旗艦店オープン

アヤラモール「グロリエッタ3」に3フロアの大型店

2025/04/23

 良品計画(本社:東京都豊島区)と現地の有力小売企業ストアーズ スペシャリスツ社との合弁会社「MUJI PHILIPPINES CORP(MUJI フィリピン)」が、4月25日、フィリピン最大となる旗艦店をオープンする。

 MUJI フィリピンは、マニラ首都圏マカティ市中心部パークウェイドライブの大型商業施設アヤラモールズの「グロリエッタ3」に、3フロア構成の旗艦店を新たにオープンする。この店舗は、マカティ市ではグリーンベルト3(エルメス隣接)とパワープラントモールに続き3店舗目となる。フィリピンでは8店舗目となる。

 新店舗は「MUJI グロリエッタ」として、グロリエッタ3の地上階から3階までを占める大規模な構成となっており、フィリピン国内で最大規模の無印良品店となる。ちなみに、世界最大のMUJI店舗は東京・銀座にある10階建ての旗艦店(MUJIホテルを含む)である。

 なお「MUJI フィリピン」は、今年2月に設立8周年を迎えた。合弁相手のストアーズ スペシャリスツ社はフィリピンの大手小売グループであるルスタングループにおいて、主に海外ブランドのライセンスビジネス、小売業を展開している。フィリピン証券取引所(PSE)に上場しているSSIグループ(証券コード:SSS)の100%子会社である。

 良品計画は、2010年にストアーズ スペシャリスツ社とフィリピンにおけるライセンス契約を締結し、ストアーズ スペシャリスツ社に対してライセンス供与ならびに商品供給を行ってきた。良品計画は、アジア・オセアニア地域の中でもフィリピンを重要な拠点と位置づけており、ストアーズ スペシャリスツ社をパートナーとした合弁会社設立によって、同地域におけるさらなる無印良品事業の強化・拡大を目指すべく、2017年2月、「MUJI フィリピン」を設立した。

 「MUJI フィリピン」は、マニラ首都圏マカティ市に設立され2017年4月1日から営業を開始した。当初資本金は300万米ドル、当初の出資比率は良品計画49%、ストアーズ スペシャリスツ社51%であったが、現在は50%ずつの折半出資となっている。現在、BGCセントラルスクエア店、グリーンベルトⅢ店、パワープラントモール店、SMモール・オブ・アジア店、シャングリラプラザ店、SM ノースEDSA店、BGCアップタウンモール店という7店をマニラ首都圏の要所に出店している。