中央銀行、6月19日に0.25%の利下げの可能性
レモロナ総裁、年内2回の追加利下げの可能性示唆
2025/05/25
フィリピン中央銀行(BSP)のレモロナ総裁は、5月23日、年内にあと2回の利下げが実施される可能性があると述べ、早ければ6月19日の金融政策会合での利下げも視野に入っていることを示唆した。
レモロナ総裁は「あと2回は利下げの余地がある。必ずしも連続で行うわけではないが、1回あたり25ベーシスポイント(bps)ずつになる見込み。2025年4月の総合インフレ率は1.4%で5年5か月ぶりの低水準などの最近のデータを見る限り、利下げ余地は大きい」と語った。ただし、レモロナ総裁は「過度な利下げには慎重であるべき。需要が供給能力を超えれば、再びインフレ圧力が高まる」と指摘し、過剰な緩和への警戒も示した。
BSPの最高政策決定機関である金融委員会(MB)は、2025年に金融政策会合を6回開催する。2025年の金融政策会合は、2月13日(2月20日から変更)、4月10日(4月3日から変更)に開催され、今後6月19日、8月28日、10月9日、12月11日に開催と予定されている。すなわち、年内にあと4回開催される。
なお、4月10日の今年2回目のMB定例会合においては、2会合ぶりに政策金利体系の0.25%引き下げが決定され、主要政策金利であるリバース・レポ(RRP)金利目標5.50%を中心とする5.00%~6.00%というコリドーに移行されることになった。この利下げ決定により、2024年8月に始まった利下げサイクルで合計4回の利下げが行われた。2024年8月15日、10月16日、12月19日、そして、2025年4月19日のそれぞれ0.25%の利下げ決定で、合計1.00%の利下げが実施されている。
レモロナ総裁は「あと2回は利下げの余地がある。必ずしも連続で行うわけではないが、1回あたり25ベーシスポイント(bps)ずつになる見込み。2025年4月の総合インフレ率は1.4%で5年5か月ぶりの低水準などの最近のデータを見る限り、利下げ余地は大きい」と語った。ただし、レモロナ総裁は「過度な利下げには慎重であるべき。需要が供給能力を超えれば、再びインフレ圧力が高まる」と指摘し、過剰な緩和への警戒も示した。
BSPの最高政策決定機関である金融委員会(MB)は、2025年に金融政策会合を6回開催する。2025年の金融政策会合は、2月13日(2月20日から変更)、4月10日(4月3日から変更)に開催され、今後6月19日、8月28日、10月9日、12月11日に開催と予定されている。すなわち、年内にあと4回開催される。
なお、4月10日の今年2回目のMB定例会合においては、2会合ぶりに政策金利体系の0.25%引き下げが決定され、主要政策金利であるリバース・レポ(RRP)金利目標5.50%を中心とする5.00%~6.00%というコリドーに移行されることになった。この利下げ決定により、2024年8月に始まった利下げサイクルで合計4回の利下げが行われた。2024年8月15日、10月16日、12月19日、そして、2025年4月19日のそれぞれ0.25%の利下げ決定で、合計1.00%の利下げが実施されている。
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