三菱UFJ銀行、JICAと持続可能な金融枠組み策定

セキュリティバンク等含むグループのサステナ融資組成推進

2025/07/25

 三菱UFJ銀行は、724日、「国際協力機構(JICA)と共に、サステナブルファイナンスフレームワークを策定した」と発表した。

 このフレームワークは、三菱UFJ銀行並びにそのパートナーバンクであるクルンシィ(アユタヤ銀行/タイ)、バンクダナモン(インドネシア)、ヴィエティンバンク(ベトナム)、セキュリティバンク(フィリピン)及びその連結子会社がJICAと実施する協調融資について、サステナブルファイナンスとしての要件を整理したものである。

 このフレームワークは資金使途を環境・社会課題の解決に資する事業に特定したローンを対象とし、環境面に配慮した事業へ資金使途を限定した「グリーンローン」、社会面に配慮した事業へ資金使途を限定した「ソーシャルローン」、環境・社会面双方に配慮した事業へ資金使途を限定した「サステナビリティローン」としての取り扱いを可能とするものである。

 JICAと三菱UFJ銀行の協働により策定されたこのフレームワークは、第三者評価機関であるムーディーズがサステナブルファイナンスの各種国際原則への整合性を評価している。

 このフレームワークの活用を通じ、三菱UFJ銀行及びパートナーバンクとJICAは発展途上国におけるサステナブルファイナンス組成を推進していく。これにより、環境・社会課題の解決に資する事業への資金供給が促進され、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に寄与することが期待される。

 三菱UFJ銀行及びパートナーバンクとJICAは、このフレームワークを通じて、持続可能な未来の実現に向けた取り組みを一層強化して行く方針である。