比イオンファンタジー、8月の既存店増収率13.9%で首位

2位タイ10.5%、3位日本6.9%、アセアン0.3%増、海外0.8%減

2025/09/17

 株式会社イオンファンタジー(本社:千葉県千葉市)は、916日発表の20258月、2025年度上半期(3月~8)の売上概況において、海外店の動向も説明している。
 
 フィリピン子会社「イオンファンタジー フィリピン」(比イオンファンタジー)20258月の既存店売上高は、前年度同月比(以下同様)13.9%増加した。既存点増収率では国内外でトップであった。2位はタイの10.5%3位は日本の6.9%ASEAN全体では0.3%増。海外全体では0.8%減、中国の3.9%減が響いた。
 
 2025年度上半期(20253月~8)では、フィリピンは前年度同期比(以下同様)0.1%増で海外では唯一の増加であった。そして、2位ベトナムの1.8%減、3位マレーシアの3.7%減、4位タイの4.7%減、5位インドネシアの13.1%減を上回った。ASEAN全体では4%減、海外全体では5.2%減、日本では6.6%増加した。
 
 比イオンファンタジーの20258月末の店舗数は71店舗。前年同月末の62店舗から9店舗、率にして14.5%増加した。ASEAN諸国(合計381店舗)の中では、マレーシアの130店舗、インドネシアの88店舗に次ぐ規模である。

 なおフィリピンでは、新型コロナウイルスパンデミック発生以降、フィリピン政府による子供向けアミューズメント産業(プレイルームなど)の全面的営業禁止措置により、比イオンファンタジーは、2020317日より202110月まで約20カ月間全店完全営業休止となっており、この間は売上ほぼゼロという状況が続いた。20211110日より徐々に営業禁止措置が解除され、その後業績が急回復に向かったという経緯がある。

 2025年8月末のイオンファンタジー海外店舗数{( )内の数値は内数でFC等}
アミューズメント プレイグラウンド 計 
標準店 小型店 大型店 標準店 小型店
海外計 97 141 15 191 57 501(11)
  中国 30 55 5 28 2 120(6)
  アセアン 67 86 10 163 55 381(5)
     インドネシア 3 34 5 40 6 88
     ベトナム 8 6 1 15 9 39
     フィリピン 0 0 0 56 15 71
     マレーシア 54 31 3 27 15 130
     タイ 1 15 1 21 10 48
     カンボジア 1 0 0 3 0 4 (4)
     ミャンマー 0 0 0 1 0 1 (1)
(出所:株式会社イオンファンタジー速報資料より作成)